[暮らし］つばめ用賃貸アパートあります！

今年も、どこからともなくつばめがやってきた。パン屋さんの倉庫、住宅の軒下、教室にも築何年かのつばめの巣がある。私の贔屓目かもしれないが、安全性といい､機能性といい,ここは最高の住まいと思う。大家さんが、ちゃんとフンの始末もしてくれるし。これは、つばめには関係ないか。それに何より、この巣に帰ってくれば、子どもたちが、「どれどれ」と覗いてくれる。まぁ、これもつばめにしたら、うるさくて子育ての邪魔になるかもしれないのだが。
なんてことを考えながら、つばめを観察してみると、どうも１番人気は､パン屋さんの倉庫らしいことがわかった。倉庫からパンを運ぶ車が出る度にたくさんのつばめが出入りしている。無断で覗いてみたら、雨風がきっちり防げるという意味では、外にあるアパートよりは条件がよいといえる。こちらを選んだつばめは賢い。
ところで、子どもたちと論争になったのだが、去年ここに来たつばめと同じつばめが飛んできているのか、ここで生まれたつばめが、成人になって実家（正確には産院、子育てが終わると別の家を作る）に帰って子どもを産むのかという問題である。そういう場合もあるかもしれないし、そうでない場合もあるかもしれないということで決着した。第一、つばめの出産率は高くても、生存率はものすごく低い。それに乱婚だし（これは子どもには､カップルをかえると説明）、平均寿命は１年半らしいが７年も生きていた例もあるらしから、これから推察することは困難だと。でも、去年ここで育ったつばめが、故郷を忘れず帰ってきたという話はいいよね。そういうことにしよう！ということで決着した。
教室の巣には､どんなつばめがやってくるのかな。「つばめ用賃貸アパートあります！」という看板を出さなくては。