[食］ＷＴＯ体制はすでに崩壊してる

輸入バターがないそうです。このバター問題、テレビのワイドショーにも取り上げられて、主婦は怒ってる。なあんで、輸入バターが天下りの役人の給料になるのよ。バターに関わる生産者、運搬業者が利益を分け合うのなら分かる。高い関税も、国内の酪農を守るためならいたしかたない。でも、ちょっと違うんじゃない。って話を仕事仲間の女性たちから聞いた。バター不足で、いろいろなからくりが表に出てきた。

ところで、自由貿易といったところで、売ってくれる国があればの話だ。天候不順、バイオ燃料化、穀物高騰でも、ある程度はお金を出せば、輸入はできる。でも、物がなくて、どうやって輸入するの？食べ物は、自給自足に向かうしかない。町村官房長官が、「減反を見直す」と発言して、ますます米の価格が下がるという不安を農民に与えたと非難されているらしい。減反を見直し、米の輸入はやめるというのが正しい。そこまで、踏み込まないから、おかしなことになる。

食べ物について、国民は敏感だ。それにくらべて、自給率をいうわりには政府や議会は鈍感である。官僚は、既得権に固執して思考が停止している。

京橋にある明治屋。バター欠品。１パック１０４０円だって。