2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

[俳句]哀しみのエネルギー

2003年6月 梅雨三日爪赤々と塗りにけり2002年2月 寒紅やご破算にして引き直す2001年10月 酔うもなく地酒の底の秋の暮れ3句目がNHKの画面に映ったものだ。身もふたもない陰気な句だ。ビール瓶の底でもなく、ワインの瓶の底でもない、単に日本…

[俳句]山滴る

今日は、半袖でもいいような初夏の陽気でした。それにしても、大地はこれほどの雨を欲しがっているのでしょうか。風の強さも常套ではありません。地球のバランスを安定させるがためにエネルギーが渦をまいているのかとも思うのですが。家から眺める山々は、…

腹痛の夜にうさぎのパーティ

昨日は故あって腹痛を起こした。「お母さん、お腹が痛いよう、痛いよう」と泣いて丸まっていた。いくつになってもお腹が痛い時は、ついお母さんと言ってしまう。大人だから心の内にだけれど。まぁ、そうこうしているうちに痛みの間隔が長くなり、寝ていれば…

ナメグジはビールがお好き?

おいしそうな三浦半島のキャベツ。おっと、ナメクジが。ナメクジって漢字で書くと蛞蝓となる。なかなか存在感のある字だ。昔玄関先によくいたなあ。もっと大きいの。しかし、若い頃は野菜にナメクジなんかいたら、キャーキャー言って有機野菜なんていやって…

[暮らし]母の法要

母の17回忌の法要が浅草のお寺で執り行われた。母は、明治44年生まれ。生きていれば90をとうに過ぎている。絵に描いたような良妻賢母(少し言いすぎかな?)の道に立ちはだかったのが、何を隠そうこの私かもしれない。ふたりの男の子の後に何年かして、しか…

食を変えて問題行動が減ったよ

「先生、すごい。肉と牛乳をやめて1ケ月半かな。すごい変化があった」大好きなお肉と牛乳をやめた●くんのお母さんが報告にきた。家の中でパニックになることが極端に減った。おだやかに話せるようになった。それから、悩みの種だったオネショをまったくしな…

小田原タワー問題を笑う

小田原駅横に小田原城より高いタワービルを建てるー小田原に突如降って沸いたタワービル問題はテレビにも取り上げられて、今や全国の注目を集めているようだ。いつもは、おとなしい小田原市民も大きな声をあげ見直しを求めたら、127mの高さが31mに低くなった…

根岸吉太郎くん、おめでとう

「ねえ、ねえ、今日はこの映画を見てきたよ。最後が物足りなかったけれど、なかなかよかった」。息子が差し出したパンフレットは、「雪に願うこと」。北海道の「ばんけい競馬」の厩舎を舞台にした帯広の作家・鳴海章の小説の映画化で、東京国際映画祭・グラン…

[本]団塊ひとりぼっち

毎日新聞2面ぶっちぎりの大広告は、宝島社。画面一杯の競走馬に「団塊は資源だ」のコピー。恐れ入ります。反響はどなんなものだったのかしら。こう言われて、喜ぶ団塊は、はっきり言っていません、と思うけど。今まで、あなたが思っていても、できなかったこ…

[食]妻の昼食

ぶっかけネギ蕎麦430円。昼食といわず、小腹がすいた時によく利用するのが、小田原駅前オダチカ1階の「初花そば」だ。本店の箱根湯本店は、いつも観光客で賑わう老舗蕎麦屋。小田原店は、ぐっと庶民的で、15人ぐらいしか入れない。 駅前の立ち食い蕎麦と比較し…

なんだか懐かしいトロッコ電車

小田原国道沿い南町商店街では、今さつき祭りが行われている。今年の目玉は、ちょうど、この商店街の先の西海子小路から熱海まで走っていたいわゆるトロッコ電車の展示。芥川龍之介の「トロッコ」は、この人車鉄道の工事現場が舞台だ。「トロッコ」をどんど…

風邪の効用

久しぶりの風邪です。風邪の効用たって罹ってみれば、つらいものですよね。昨日の元気な私ってなんだったの? 鼻水ズルズル、喉はいがらっぽい。頭は痛い。しかし、これで身体の中の毒を出すと。ありがたいと思って、ぼーっとした状態に身をゆだねている。食…

お父さんの昼食

新大阪のオフィス街。お昼時の路上に出現するお弁当やさん。これ、別に珍しい光景ではない。でも、東京の丸の内で小型自動車で販売するお弁当に群がる人たちを初めて見た時には、少しばかり驚いた。会社には、出入りのお弁当やさんがあって、若手の女性が集…

宅急便の功罪

「毎日朝食はこれにして」と息子が言っているのが、このバタジャムトースト。ポイントは、苺ジャム。千葉の高安農園の苺といえば、昨年テレビで紹介されてか今や大ブレーク。収穫が注文に間に合わないほどの人気だ。慣行のハウス栽培から有機たい肥を使った…

セロリの花束

目にセロリ山ほととぎす初鰹 1本、真っ赤なバラを加えたら、花束になりそう。私は、セロリの葉っぱが好きだけど、普通、葉は切って売られていることが多い。これは、品種改良したものだと思うが、ジャイアント三つ葉のような感じで、香りも強い。くせのある…

[暮らし]初体験・オレオレ詐欺

最近、自宅の電話にかかるのは、ろくな電話ではない。布団の洗濯、換気扇の掃除、不動産の案内、いっときは、電話会社の登録。子どもへの名乗らない電話。「友達はすべて携帯だから、とりつがなくていいんだからね」と厳重に言われているので、不審電話はす…

あの世とこの世

先週の大阪出張、片道新幹線3時間で読んだ文庫本2冊。瀬戸内寂聴VS玄侑宗久「あの世この世」、佐藤愛子VS江原啓之「あの世の話」。対談ものは、1回読んで2度おいしいものだが、2冊一挙に読むと、5〜6倍おいしい。前者は、もちろん仏教の教えをやさしく解説…

金子みすずを歌う

昨日の久しぶりのコーラス。いつのまにやら、中高年の女性の方々がたくさん入会していた。子供たちが少ないのが寂しいが、ぼちぼち宣伝していくしかない。ポスターを見ていただいた女性にもお会いできた。彼女は、ピアノの先生だそうだが、歌うのも好きだそ…

在宅医療のあり方をめぐって

第10回小田原経腸栄養セミナーに行ってきた。会場で初めて知ったのだが、この会の代表世話人は、夫の主治医だった西湘病院の南康平先生。先生は、優れた内視鏡の専門医師として有名な方だ。緊急手術で命拾いした夫だったが、その後は仕事に復帰し、充実し…

[暮らし]コーラスグループその後・ハミングバード通信創刊

3世代で歌うコーラスグループ・ハミングバードを結成して、半年がたった。と、いってもまだ12回しか練習していないが。今日、その会報誌(というのは、オーバーかな?)ハミングバード通信が出来上がった。「歌う」ということから、いろいろな想いを伝え…

花で街をつくる

メルパルク大阪で開催された全国花のまちづくりコンクール大阪大会。国土交通大臣省を受賞した山形県尾花沢市・ゆめみらい企画政策課花と緑推進係長の石沢文子さんの事例発表を聞く。石沢係長への尾花沢市市長の指示は10年かけてよいから、花と緑に溢れる街…

[暮らし]100個のプランンターは花満開

全国花のまちづくりコンクール農林大臣賞に輝いた高橋妙子さんのお宅に伺った。生ごみを土に返して花づくりをされている。彼女は美容師さん。人を美しく、街を美しく。人の力、花の力、素晴らしい。htty://www12.plala.or.jp/maikeumama/どこかで会った人だ…

立花隆と柳原和子

今年のお正月、私は何冊かの本を買い込み、読書に明け暮れた。1回手にした本は必ず最後まで読み切る、ページをめくるだけの箇所があっても、ほとんどの本はそうしてきた。ところが、この2冊だけは、どうしても読み切れない。両書とも、膨大な資料を駆使し…

枇杷(びわ)を喰ふ

月に1回の句会でした。仕事の関係で、途中で抜けださなくてはいけないが、ともかく月4句出すと決めている。主人が亡くなって、もうこれ以上泣けないという時、涙が言葉になって俳句になった。たまたま、NHKテレビ(その頃はテレビを見ていたんだ)の秋の俳…

音楽祭で街づくり/人づくり

今年で第8回目を迎えた大分県別府・アルゲリッチ音楽祭の総合プロデュサー伊藤京子さんの音楽講座を聞く。伊藤さんは、いわずと知れた国際派ピアニストだが、自分の才能を自己完結させるのではなく、音楽を通して社会へどう関わるかを真摯に考え、実践する芸…

新米パパがやってきた

仕事仲間のTくん、きのう男の子のパパになった。5月5日のこどもの日に誕生か。よかった、よかった。しかし、4日から5日の深夜、彼は今までにない経験をしたらしい。 彼ら夫婦の希望は、病院ではなく、産院で出産したいということだった。しかし、貧血状態が…

朋遠方より来る

そんなに遠方でもないが、今でも私の故郷に住む幼友達がお祭り一色の小田原へやってきた。昨日今日、小田原のどの街角にも神輿があり、木遣の歌が絶えることがない。彼女は、驚くことしきりだった。二の丸跡の骨董市を冷やかし、蕎麦を食べ、喫茶店でしゃべる…

布ナプキンのすすめ

ここ数年、さまざまな環境展にかならず布ナプキンが登場している。生理用紙ナプキンは、昭和35年に発売され、その5年後には女性の半数は、紙ナプキンを使用していたという。いわゆる「アンネ」だ。脱脂綿から使い捨てナプキンへ。便利、手軽というだけではな…

[暮らし]息子の結婚・男の成長

今日は、我が家の家族の日です。長男夫婦の結婚パーティーも兼ねました。彼らの転勤もあって、なかなか家族が出会うことができなかったのです。その間、息子夫婦になにがあったのかわかりませんが、息子のパートナーに1年たってどうなの?と聞かずにいられ…

東海地震で浜岡原発が危ない!って・・

今日も、小田原に地震があった。体感的には震度4ぐらいか?数日前、夜中に震度5の揺れがあり地震警報でもでるかと思ったが、そういう気配はない。地震がくると、数分後、のんびりした女性の声で「ただいま、地震がありました。(知ってる)海岸の近くにい…