2011-01-01から1年間の記事一覧

飯舘村

ごしごしと鍋底削り年を越す 27日の飯舘村は、毎時6マイクロシーベルトだった。EMの試験圃場を確認するために村へ入った。車から降りるには危険だったようで、除染作業をしている関係者が振り返ってみていた。マスクはしていたけれど。作業員は、完全武装…

梨の除染

私たち農民も「被曝実証実験」だったと笑う大内孝さん。今夏の労働被曝線量から推定する「年間外部被曝線量」の数字が解り、3月の被曝も合わせると、「5ミリシーベルト/年」前後の値になっている。これは、原発労働者の労災が認定されるレベルの数値だという…

私たちは廃棄物じゃない。

品川宣言は、2011年9月「福島原発事故からいのちと食を守るネットワーク」が東京で開催した集会での宣言文である。その中に「汚染の高低にかかわらず、福島県産の物は<低レベル廃棄物>である。県外に拡散することは<殺人予備行為>に他ならない」と…

雪の下の小松菜

田中壮介さんは、ホウレン草・小松菜を通年一貫して生産する専業農家。高島屋の二子玉川店では、夏を除きこの野菜のコーナーを設けるほど多くのお客様に支持されている。が、311以後この地域の露地のホウレン草、小松菜は出荷規制されてしまった。田中さ…

天皇誕生日

1946年(昭和21年)4月29日(昭和天皇の誕生日)に28人が戦争犯罪人として起訴され、A級戦犯の死刑は1948年(昭和23年)12月23日だった。そう、63年前の今日。当時皇太子明仁親王の誕生日で今は天皇誕生日だ。A級戦犯が処刑されたという記憶を未来永劫国民…

リスクコミュニケーション

厚労省の審議会で、食品の放射能汚染についての新基準が提案された。パブコメ(意見募集)ののち、来年4月から実施ということだ。1月16日から2月28日にかけて、全国7か所で説明会が開かれる。各会場先着200名だそうだ。 ・食品に関するリスクコミ…

買い物

思いたって仏壇を買い替えた。桐製の小さなやつである。手で下げてきたが、みんなに「はぁ、仏壇だよ」と言ったらびっくりするだろう。一生のうちで、仏壇を買い替えるというめぐり合わせになることはそんなにないだろう。ついでといってはなんだが、鐘の座…

お煎餅

有機JAS認定米でつくられた有機JAS認定お煎餅。あほくさくなるほど厳しい基準をクリアして作られているのにさらに放射能検査まで受けなくてはならない。このお煎餅ファンの人は、お米はどこで?水はどこの?工場はどこで?と追求の手を緩めないのだろう。お…

浜岡を見に行く

赤ん坊のミルク奪う権利が誰にあるのかという怒りが眠っていた母性本能が目覚めさせたというわけでもないが、はやり怒っている。あるところで、「女たちは自分の生活のありようも省みず被害者になりきり、抵抗もなく運動に走っている」と書いている男性もい…

予防原則

写真は、小田原市の市報12月号である。表紙の赤ちゃんの笑顔、みんなで子育てしようというタイトルもいい。内容も、いかにも「いのちを大切にする小田原」らしく、さまざまな市民が若い母親と赤ちゃんを大切にしているかがわかる。だからこそ、今日のこの…

玄米珈琲

別名ブラックジンガー。原料になる玄米を長時間ローストするとフェラル酸が生じ、このフェラル酸には天然の抗酸化作用があるといわれている。また、長時間ローストすることで、玄米に含まれる豊富なビタミン、ミネラルなども増える。そんな玄米を超微粉末に…

小松菜ポタージュ

辰巳芳子さん直々の小松菜ポタージュを頂いた私は、家に着くなり作りました。小松菜は、まず葉っぱと茎の部分を切って、先に葉っぱをゆでる。同じ時間ではいけません。細かく切って、少しの水を足しミキサーへ。ジャガイモとタマネギは、あしがら農の会の松…

辰巳先生のお話会

料理家で最近は「大豆100粒運動」の中心的役割を果たしていられる辰巳芳子さんのお話を伺った。なんて、奥の深いだけではなく味わい深いお話だっただろう。うまく言葉がでない。「いのち」ーひとことでこういうが、いったい「いのち」の実態に触れた人は…

すっきりしたい人へ

こういうことなんだ。 http://www.youtube.com/watch?v=ENBV0oUjvs0&feature=youtube↓歌詞です人類ははるか昔、 本当の時を奪われたせいで五感が低下しテレパシーだとか 想念の力とか今とは想像を遥かに超えた 別の次元のクリエイティブなテクノロジーを 失…

千葉の鋸山

忙中閑あり。日本寺のある鋸山。気になりつつ、訪ずれる機会がなかった。たまたま、お誘いをうけて「行きます!」と即答。日本寺は約1300年前、聖武天皇の詔を受けて、行基によって開かれた関東最古の国家鎮護を祈願した寺だ。その名の通り、のこぎりのよう…

ベラルーシ国立放射線生物研究所

経験者に学ぶということは大事だ。残念ながら、広島・長崎の農地汚染にたいする調査報告はないので、24年前のチエルノブイリ事故での調査報告を知りたいとことろだが、これも共産圏という政治体制のためにその実態は今でも明らかになっていない。しかし、…

土壌の外科的除染

農林水産省生産局農業環境対策課の発表どうり、放射能汚染農地の除染が始まったようだ。国が治験した除染の方法は、3つ。1つ目は、表土削り取り、水による土壌攪拌・除去、それに反転耕だ。約4センチの表土を削り取ると土壌の放射性セシウムは4分の1に…

環境保全型農業推進シンポジウム

美山有機農業推進協議会が、環境保全型農業推進シンポジウムで事例発表するということで、東京まで行ってきた。この協議会は、京都府南丹市にあり、地域として多角的な有機農業をすすめている。代表の村田正夫さんは市議会議員で、今日は議会だそうで出席で…

国際有機農業映画祭

2011国際有機農業映画祭が終わった。今回が5回目になるが、2回目から運営委員として関わらせてもらっている。映画選びから、日本語訳までやってしまう多彩なメンバーが揃っていて刺激になる。さらに今回は、自前のフィルム1本、本邦初上映3本だ。これも…

ブータン国王と皇太子

アジア・太平洋自然農業ネットワーク APNAN(会長:比嘉照夫)の一員であるブータン。1994年から、EM自然農法を国ぐるみで行っている。幸福度の高い国づくりの話は、その当時から聞いていたが、来日したそのブータンの国王夫妻を見ると本当にほんとうに幸福…

湯たんぽ

友だちに湯たんぽを貸してあげた。湯たんぽは、陶器でなくては。暖かさが違うと講釈をつけたのだが、使ったのか使わなかったのかわからない。天国にいちゃったので、返してともいえない。それにつけても寒くなってきた。また、買わないといけないとネットで…

こども未来課

鎌倉市と小田原市で野呂美加さんのお話会を行う。どちらのお話会にも各市の教育委員会の後援をもらった。小田原市の方は、主催するCLCAにおまかせしたが、鎌倉市の方はチラシを市役所に届けたりしている。保育園や幼稚園を管轄する課は、こども未来課といい…

EM有機農業実践塾

忙しい毎日を送っている。いいこともあるし、悪いこともある。昨年、参加したEM有機農業実戦塾の最終講義は、12日。比嘉照夫先生の特別講義だ。その大先生の前で事例発表した私。誰よりも比嘉先生の話を聞いている身。プレッシャーで押しつぶされそう。なん…

山場

明日野田首相が参加を表明するか、TPP問題が瀬戸際なのだそうだ。もし、TPP参加となれば内閣不信任を突きつける、あるいは国会で否決。この2つで対抗するも、国会議員が動かないと。地元の神山洋介民主党議員は、少なくとも反対ではないようだ。神奈川県知…

循環を切るもの

排せつ物がたまった牛舎で、牛が動けなくなっている。原発事故の影響で野菜農家が作付けを断念し、堆肥(たいひ)の提供先を失って窮地に追い込まれる農家が相次いでいる。たまっていく排せつ物の中で動けなくなった牛たちが、じっと飼い主を見つめている。…

体感

どこに行ってもボトル入りお茶を買える時代だが、これといっておいしいお茶ボトルに出会わない。すでに酸化しているからだということは分かっているのだが、友人が「爽健美茶はいいよ」と言っているので、とりあえず喉がかわいた時はそれを買うことにしてい…

TPP

野田総理が来週にもTPP加盟を表明するという。この機に及んで、ようやく東京新聞が、政府が対象外としている簡易保険や共済も交渉テーマだとアメリカ通商代表部が通告しているとトップ記事で伝えている。アメリカは遺伝子組み換えや残留農薬などの食品基準、…

タイの洪水

この記事になる特殊な団子というのは、EM団子のこと。洪水のあとの衛生問題にタイ政府がEMを使うことを決めたというのは知っていたが、EM団子を作るとは。洪水でもめげない楽天的な国民性があるらしいが、政府はきちんと善後策も考えているのはなんだかうら…

自然に従う生き方

ツルネン・マルティ参議院議員の出版記念会に行ってきた。TPP問題が山場なのに出版記念会かい?という感じもしたが、頂いた「ツルネンさんのルオム的生活のすすめ」は今読むにはぴったりの1冊に仕上がっている。ルオムとは、フィンランド語で「自然に従う生…

[暮らし]oboegaki

TPP国民会議の会議代表世話人東京大学伊藤元重教授の発言 「TPPに参加すれば国内総生産があがるが、最大の目的は、5〜15年後に日本をどういう社会にしたいかだ」と述べた上で、「TPPは自分の体をよくする漢方薬みたいなもの。どういうふうに免疫体をつく…