2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

桜桃

太宰治の小説「桜桃」。「子供より親が大事、と思いたい」。いや、むしろ、この一行の「桜桃」なのだと思う。「生きるという事は、たいへんな事だ。あちこちから鎖がからまっていて、少しでも動くと、血が噴(ふ)き出す」。それにつけても、「桜桃」を今年も…

土を食べる

私が環境問題に触れてからかなりの時間がたつ。最初のとりかかりは、ゴミ問題をどう解決するかからだった。その中で世界で焼却炉が一番多いのが日本であることも知った。土に戻らないものは、なるべく作ったり使ったりしてはいけない。これが単純な答えだっ…

地域に広げる有機農業フォーラム

いよいよ仕事復帰という感じかな。有機農業については、仕事というよりももっと生活に根ざしているところのものかな?今日は、大手町のJAビルで開催された「地域に広げる有機農業フォーラム」の取材。主催のNPO法人全国有機農業推進協議会は、平成20年度の有…

6月議会終わる

本日で、小田原の6月議会が終わった。前市長と馴れ合いと言われていた議会が、新市長を向かえるのだ。一波乱二波乱あって当然だ。新市長支持者だけではなく、市民の多くが注目していたと思う。議会を傍聴した人から、いろいろな情報が寄せられているが、鋭い…

石榴酒

春、緑一色の若葉の中に赤い葉っぱが際立つ。それが、石榴。ここから「紅一点」という言葉が生まれたという。モワモワした小花が集まる白い花から、あの石榴の実がなる。少し前、ポリフェノール効果でとくに女性に人気がでたが、最近はどうだろうか?赤い酒と…

伊豆高原アートフェステバル

画家でもあり、エッセイストでもあった宮迫千鶴さんのもうひとつの顔は、伊豆高原アートフェステバルの仕掛け人だ。東京から移り住んだ伊豆高原で、環境破壊の最たるゴルフ場建設計画が浮上。これを阻止しようと動いた仲間と一緒にアートで豊かな緑を守ろう…

議会傍聴

24日から27日まで開催される市議会、一般質問。加藤市長が初めて議会に臨む。議員からどのような質問が出るか興味津々ででかけてきた。鈴木よしのぶ、横田八郎、俵鋼太郎3議員までしか聞けなかったが、議会は自分のパフォーマンスの場と勘違いしてもらっては…

美について

最近、小田原の街でいろいろな人に話しかけられる。名前も知らない人もいるし、子どもが同級生のお母さんもいるし、隣り近所の人もいる。選挙の影響かもしれないが、私が直接支援をお願いしたりした覚えはないので、たまたまなのかもしれない。でも、話はど…

デジタル社会

鎌倉の大仏・高徳院で今道友信先生のお話を伺う。86歳の哲学者が語る「芸術について」。過去の学問を検証しつつ、現代そのものを哲学する。いつものことながら、学問の楽しさ、自由さを学ぶ。今日、先生が提起された、「21世紀は指の文明」は、実に興味深い…

耳を啓く

小田原医師会合唱団結成記念コンサートが市民会館小ホールで開催された。いつもの白衣から女性はフリルのブラウスに黒のロングスカート、男性は蝶ネクタイと背広に着替えて、堂々の合唱団だ。いつもは、近づきがたいお医者さまだが歌声を聞いていると、なん…

宮迫千鶴さんへ

なによりも知性と猫とおいしい食べ物を愛した宮迫千鶴さんがリンパ腫で亡くなった。享年60歳。私にとっては、知恵袋、なんでも解決してくれる姉のような存在だったと思う。もちろん、宮迫さんには迷惑な話だったろうが。我らが時代の論客は、知性に霊性が加…

農薬の価格高騰

日本人の化学物質摂取量は、世界一。1haの農地に使われる農薬は15kgで、もちろん世界一。農林水産省は、「日本は湿っけがあり、害虫の発生が他の国よりも多い。ゆえに他の国とは条件が違い、比較することはできない」と。でもね、そろそろ考え直さないと…

夕飯を作る

珍しく家にいて原稿書きをしている。そうなると、気になるのが、家の中の掃除だ。夫は掃除好き。まず、仕事の前に掃除。気分転換の台所仕事。なんだったんだろうね、私の家庭内仕事は。男女の役割分担とはいうが、人間生きるためには、自分でなにもかも出来…

山下惣一さんを囲んで

佐賀県唐津の農民作家、山下惣一さんの主張は、グローバルな農業などはない。農業はローカルなものだ。日本の農業問題は、農家の問題ではなく、消費者の問題だ。この2点に尽きる。山下流毒舌には耳が痛いが、目からはウロコが落ちる。昨夜は、横須賀市の長井…

世も末

忙中閑あり。北鎌倉の明月院の紫陽花をめでる。閉門前5分に飛び込んだせいか、たくさんの拝観客に花の精気が奪われてしまったよう紫陽花。しかし、山ホトトギスがあちらこちらで鳴いている。夕暮れ近くの愛の交歓かな?と思っていたら、初老の男性が妻とおぼ…

お米の備蓄

有機農業推進法は1昨年の冬に超党派の議員立法で成立。アンチ近代農法であるがゆえに個人的レベルを超えて、国が推し進めることなど予想外の出来事だったが、青い目の国会議員、ツルネンマルテイ参議院議員の奮闘で実現した。法律の内容のほとんどに有機農家…

土佐生姜炊き 冷やしあめ

「疲れた身体にいいよ」と贈られた1本。高知産の生姜と黒砂糖などお砂糖数種で作られた生姜のジュース。6倍に薄めて飲む。「氷をたくさん入れて、冷やして飲むんだよ」。いつもいつも、おいしいものをお裾わけしていただき恐縮なのだが、この「冷やしあめ…

公職選挙法

やれやれ、通常の仕事に戻れると思った矢先にとんでもないニュースが。11日の毎日新聞に大きく「後援会報に当選御礼 小田原市長公職法抵触の疑い」とある。ボランティア選挙の勝利などど浮かれてる場合ではない。懸命に法を守って選挙を行ってきたのに。公…

鮎の塩焼き

同僚が教室をやめることになり送別会を執り行う。季節ものの鮎。これは養殖鮎で、ぷっくらしているが、青臭い川のニオイがしない。早川でも鮎の解禁になって、釣り人がたくさんやってくる。でも、地元では鮎を釣って食べたという人は少ない。なぜなのか、謎。

アメリカのレモン

小田原の某ファミリーマート。野菜の産地表示がされている。ふむふむ、国内産以外は、フィリピンからバナナ、USAからレモンとグレープフルーツ。バナナはしょうがないとして、レモンをはじめとする柑橘類は小田原で十分自給できるよ。もったいない。こういう…

[暮らし]新市長所信表明傍聴に210人

友人は、10時開会の1時間半前に議会に到着。それでも13番目だった。9時半に到着した私は、80人収容の傍聴席には入れずに会議室のテレビで拝聴する。所信表明の内容は、マニフェスト通り。私とて何回も読み込んでいるので、むしろいい間違えがないか…

[暮らし]ボランティア選挙

5月17日、選挙戦最終日の夜。選対本部長兼事務局長が、私に珍しく言った一言。「選挙カーの上に乗って話して。話は短く、きっぱりと」。なにせボランテイア選挙なのである、誰も命令はしない、皆立場は平等。できる限り話し合って決める。これが、過去選挙を…

[食]和民の餃子

昨夜の2次会は、新宿西口新宿郵便局前の「和民」だった。居酒屋での1次会に続き、幹事は何軒かの店を用意しておいたが、生憎どこも満員。「和民」に入れただけでも、ラッキーだったわけだ。たまたま、ワタミグループの有機農業関係資料を読んでいた私は、…

[暮らし]再開発問題

久々に加藤市長の生の声を聞く。駅前再開発で計画変更ならば、地権者から訴訟も辞さないという強い態度を示されたことが、新聞報道で流されている。この件に関して、現在の再開発計画は「絵に描いた餅」であることは、私たちも百も承知である。まず、採算の…

[食]田植え

これは援農というのではない、自分の食べる米ぐらい作るぞ〜という田植えだ。でも、これも中心になる農家の献身的な働きがなくては成立しない。今日は、あしがら農の会、額田さんの田んぼへ行く。田植えではなく、足を田の水につけてきたという、ささやかな…

[暮らし]金子幸江さんの手仕事 女性にとって、籠は特別のものだ。粗野でありながらしなやかな生命の手触り。1つ入れては、100生み出す魔法の籠には、山野の木霊が宿る。 尾瀬の近く、ご主人が山に入り伐採した山ぶどうで編んだ籠。花結びの細かさに感動…

[食]WTO体制はすでに崩壊してる

輸入バターがないそうです。このバター問題、テレビのワイドショーにも取り上げられて、主婦は怒ってる。なあんで、輸入バターが天下りの役人の給料になるのよ。バターに関わる生産者、運搬業者が利益を分け合うのなら分かる。高い関税も、国内の酪農を守る…

北条早雲か二宮金次郎か

仕事を終えて早川の川辺を歩く。雨降って天地一新。遠くに箱根・双子山、近くに石垣山のシルエットが濡れている。唐突だが、元市長がNHKに大河ドラマの舞台に小田原をと陳情したことがあった。もちろん、主人公は「北条早雲」だろう。北条早雲の人物像を描い…

健康診断

多忙ゆえに郵便物が溜まっていた。その中に4月の検診結果があって、おそるおそる開封する。なんとすべてA,と思ったら、ありました。さも恐れていたLDLコレステロールが基準値の140を軽く越して155.LDLコレステロールは、悪玉コレステロールで…

[本]アメリカの民主主義

疲れがどっと出た私は、昨夜爆睡して、めったにないことだがブログも更新できなかった。それも、夕方寝床に亀田製菓の煎餅袋と新書を持ち込んで、ああ極楽と思っていたら、朝になっていた。枕元に煎餅のカスが落ちていて、よだれの後が・・というのは嘘だが…