[食]田植え

newmoonakiko2008-06-06

これは援農というのではない、自分の食べる米ぐらい作るぞ〜という田植えだ。でも、これも中心になる農家の献身的な働きがなくては成立しない。今日は、あしがら農の会、額田さんの田んぼへ行く。田植えではなく、足を田の水につけてきたという、ささやかな体験だけれども。

というのも、ツルネンマルテイ議員の「有機農業を語るなら、自分も田植え体験しなければ」というたっての希望で実現した。写真撮影のため、私がにわかカメラマンとなったのだ。まぁ、正確には私の仕事なのだが。

額田さんの田んぼは、不耕起。刈った草を田んぼに敷いて水を入れる。いわゆるトロトロ層というよりも、表面は硬いので、苗が植えやすい。子どもたちも交えて手植えをする。不耕起の田んぼのための田植え機は、存在しないんだそうだ。エンジニア額田さん発案の田植え機は、土を切って、そこに苗が植わるしくみ。土に穴を開けるのではなく、土に切れ目を入れるのが、ミソだとか。

農家の平均年齢は、67歳。有機農業はよいとわかっていても、身体がついていけない。化学肥料ならば、粒子が同じで、機械でも撒けるが、有機肥料はそうはいかない。手で撒くとなれば、腰を痛めるのは必然である。農業が厳しい肉体労働であるから、機械化も進んだのだろう。有機農業に向いた機械を考えている人も少なからずいる。大量生産とか、経済的にわりがあわないので、世にでないのだけれども。

これから、団塊の世代有機の田んぼの担い手になったとしても、60歳だもの。手植えでは限界がある。小型なら燃料も少なくてすむ。