2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

米原万里・他諺の空似

ようやく仕事が一段落。黒米入りのご飯、けんちん汁、白和え、きんぴら、ブロッコリーなどの温野菜。冷蔵庫で今にも死にそうだった野菜を救う。いくら、いい野菜だって調理しなくては絵に描いた餅。宝の持ち腐れだわさ。お箸を持ちながら(お行儀が悪い?)…

種を買う話

南ドイツ・フライブルグ在住のフリージャーナリスト・池田憲昭さんの話を聞く。池田さんは、34歳。グリーンツーリズムのコーディネーターでもあり、1歩先行く環境国ドイツと日本との架け橋となって活躍している。どうやって、持続可能な街づくりを行っている…

[食]ペット入り有機栽培緑茶発見!

昨日、成城石井で発見した伊藤園の有機栽培緑茶1本147円。11月20日発売なのだから、私が知らなかったのも当たり前かも。こだわりのスーパーに置いて、売れるかどうか様子見かもしれない。評判がよければ、自動販売機で買えるようになるのかな。飲料水の自動…

[食]イチゴと柿を買ってみる

夜の散歩の行き先は、小田原駅ビル。賞味期限本日まで、明日は捨てられてしまうかもしれない果実を買う。もったいない精神の表れなのだが、「貧乏してるのね」と人には思われているかも。まぁ、それもちょびっとあるから、いいけど。今日の果実は、イチゴ1…

芸術の秋・江戸の誘惑

学校で世界史と日本史は別に学ぶのだが、そのせいかどうか同時代性という見方ができるようになるまで、なかなか時間がかかった。美術の世界も、日本の美術が世界の美術界にどういう影響を与えたか、なんて、ただ一言、「日本の浮世絵は、ゴッホに大きな影響…

アジアの農民につながるということ

「この地で暮らし続けるために〜農がつなぐ人と自然と地域〜」(環境再生保全機構地球環境基金主催)というシンポジュウムに参加してきた。食料自給率40%の日本人にとっては、この地とはどの地なのか。ひいて言えば、この地とはこの地球全体なのだろう。…

[教育]子どもは数をどのように理解しているか

算数をどう教えるかより、子どもたちは数をどう理解しているかの方に興味があった私が見つけた本。吉田甫著「子どもは数をどのように理解しているか」は、実におもしろかった。子どもたちが、どのように計算を間違えるかに着目したのだ。その結果、間違いに…

議会も容認?城下町ホール

「おだわらを拓く力」の加藤憲一さんからのメッセージ。 >>ホール見直し陳情不採択 21日、市議会では総務民生常任委員会(委員長:中野議員)が開かれました。継続審議となっていた、城下町ホールの再検討を求める陳情は、5対2で不採択となりました。(青木…

[食]台所で変える人生

女優であり、エッセイストである松居一代さん。新刊「松居一代の超お料理術」を読む。松居さんの前半の人生は、息子さんのアトピー治療(著書「隆一の凄絶アトピー日記」「アトピーがくれた生きる力」に詳しい)、さらに離婚と心休まることのない日々だった…

[食]どれが遺伝子組み換え食品か、わかる?

例えば、納豆。「遺伝子組み換え大豆は使われていません」という表示があれば、安全だと思う。ところが、日本の法律は原材料の5%以下であれば、「遺伝子組み換え大豆は使われていません」と表示してよいのだ。???知ってた?EUでは、すべての食品や飼…

[暮らし]沖縄のバナナ

沖縄EMフェスタ。今年は、北中城村にあるコスタビスタ沖縄で開催された。数ヶ月ぶりにカヒンさんに会う。彼女は、中国生まれのお医者さんで、脱・亜健康論をすすめている。亜健康とは、中国の言葉で、病気ではないが健康でもない。その状態を自分が自分の…

沖縄の夜

タクシーの中で知事選挙の開票結果を聞いている。基地問題は沖縄だけで解決できないが、ともかく県民の意志が大事だ。基地はノーという糸数候補・・・と書いたら、仲井真候補の 当選の報。接戦だったようだが、残念だ。 上原正吉が泣いてキンサクの花のうた…

城下町ホールへの意見広告

昨日、小田原のタウン誌ポストに城下町ホールへの疑問を明らかにした意見広告が掲載された。舞台演出家の妹尾河童さん、地元の音楽、演劇関係者のコメントもある。私たちが何を問題にしているか一目瞭然だ。ホール建設は、政治課題ではない。小田原市民の長…

[映画]「ビリーブ」を観る

教室には、何人もの知的ハンデを持つ子がやってくる。その子の障害を見ず、何ができるかを見る。できることを探し、その子に合ったところから学習を始める。学習はバリアフリー。これは、徹底している。ただ、集中して何かをやること。これが、なかなか難し…

教育基本法改正強行採決って何だ?

教育の現場には様々な問題があるということは、いまや誰でも理解できる。だから、教育基本法を改正する?なぜ?むしろ、教育基本法の精神に戻ろうというのはわかる。毎日新聞に「教育基本法改正案のポイント」と5つ簡単にまとめられている。 ●伝統と文化を…

[食]無添加・無濾過。オーガニック・ヌーボーを飲む

ワイン通ではないが、ヌーボー解禁と言われると一応飲んでみたいと思う。今年は、フランスオーガニック認定葡萄を使った、無添加無濾過赤ワインだ。土の疲弊は、日本だけの話ではなく、長年葡萄栽培をしてきたフランスの土は、化学肥料をたくさん投入された…

[教育]君死にたもうことなかれ

子供の周辺にいるものにとって、最近の子供の自殺ほど心痛めることはない。私自身も、体を張って我が子を守ったこともあったし、今でも我が子のようにどの子も、一旦火急のことがあれば、必ずや守ってあげたいと思う。私だけではなく、何人ものお母さんたち…

お遍路さんの姿は見えず・・・

愛媛県松山から、高知へ。天を耕す山をいくつも越えて、黒潮の海を遠くに眺める。有機のがっこう土佐自然塾。塾長の山下一穂さんにニンジン畑で再会。ほんのわずかの時間だったが、ともかく農園に来れて満足。 あまりの忙しさに一穂さん、ブログの更新もでき…

ハチドリの一滴

愛媛県松山市にいる。お遍路ではない。松前町で開催された「四国EMフェスタ2006inえひめ」の取材だ。川や土の浄化に愚直に取り組む人々の話を聞く。自分たちが汚した自然をきれいにするようなライフスタイルを実践する人たち。あらゆる現象はたくさんの微…

[暮らし]こだわるな・・・か

写経は、もともとは、経典の研究、伝達、普及のためにお経を書き写すことだ。大昔は、印刷技術も当たり前ながらコピーもなかったのだから、書き写して人へ伝えていったのであろう。おちょこちょいのお坊さんが、書き間違えたこともあったのではないか。その…

[食]ラ・フランスが届く

私が大好きなラ・フランスが山形から届いた。友人たちに勧めると、どうも皆硬いまま、食べるものと思っているみたい。私も、数年前まではそうだった。リンゴも、収穫してしばらくたってから食べる方が、味が乗っておいしいが、ラ・フランスは、収穫して冷蔵し…

犬に銅門(あかがね門)がよく似合う

私はまったく知らなかったのだが、夕暮れ近い小田原城銅門近くの芝生に三々五々犬が集まって、お犬様城下町サミット(そんなわけないか)が開かれている。どの犬も穏やかで、争ってほえることもしない。大型犬もお座敷犬も、スキンシップを楽しむ。実に平和…

[食]ダイヤモンドとカフェ

小田原おしゃれ横丁。宝石店とカフェ、週末にはバーになるという、前代見聞のコラボショップ。BAARR(バール)とCafe Fun。ぶりっこしてるのが、ダイヤモンド店主・藤澤泉さん。小田原の街をおもしろくしたい、そんな思いを形にしてオープン。狭い空…

[食]MIKANN

いよいよ、ミカンが出回ってきた。近所の軒先では、粒は小さいが瑞々しいミカンが、12個100円で売られている。「このミカンを作ってる子はだんなを亡くして、手がないものだから、出荷できないの。買ってやってね」ミカンを作ってる子って、このおばさん…

[教育]足立区の非教育のすすめ

びっくりした。足立区は、学力テストの結果に応じて、公立小中学校に配分する予算の一部に差を設けるという。その予算は、「特色ある学校」つくりに使われるためのもので、学力テストがよければ、最高額の予算がつき、学校独自の特色ある授業をすることができ…

[俳句]秋深き

日中の暖かさが嘘のように日暮れは寒い。コンビ二で、肉まんを買って、食べながら歩く。月は高く、冴え冴えとしている。今日は、十三夜か。卑近な例だが、看板をつけるとき、なるべく目線から下につけた方がいい、とアドバイスを貰ったことがある。そうか、人は…

[暮らし]女性を議会に

小田原の最初の女性議員は、元教員の加藤巴江さんである。今から、20数年前になるのだろうか。それまで、小田原市には女性市会議員は一人もいなかったのだから、この時重い扉が開かれたといっていいだろう。「女性史を学ぶ会」で勉強中の私は、ぜひとも小…

[暮らし]身体はなんでも知っている

2ケ月ぶりだろうか。漢方整体のYURIちゃんのところへ飛び込む。顔を見るなり、「こけたね」。50過ぎての「こけた」は「痩せた」とは違う。ほぼ「老けたね」と同義語と私は解釈する。心の内で「やっぱりね」と呟きながら、身を横たえる。この間、私の身体に…

[食]パパのカレーライス

物書きは、取材の日はあるにしても基本的には、家でする仕事だ。夫も1年の半分以上は、家にいたわけだ。売れっ子ではなかったから、と言っては失礼かしら。夫よ、ごめん。感心したことは、よく家事をし、子どもの世話をしてくれたことだ。一世代の歳の差を感…

お米、ミカン、十穀ラーメン

今日は、青森の稲作農家・福士さんと和歌山のミカン農家・宮井さんに偶然にもお会いした。もう何年も前になるが取材させていただいたことがある。福士さんは、「あきたこまち」と「古代米」を混ぜて直播するというユニークな方法でおいしいお米を生産してい…