教育基本法改正強行採決って何だ?

newmoonakiko2006-11-16

教育の現場には様々な問題があるということは、いまや誰でも理解できる。だから、教育基本法を改正する?なぜ?むしろ、教育基本法の精神に戻ろうというのはわかる。毎日新聞に「教育基本法改正案のポイント」と5つ簡単にまとめられている。
●伝統と文化を尊重、わが国と郷土を愛する態度を養う●教員は、絶えず研究と修養に励み、職責を遂行につとめる●国及び地方公共団体は義務教育の実施に責任を負う●父母その他びその他の保護者は子の教育の第一義的責任を有する●教育は、法律の定めるところにより行われる
まず、人間として恥ずかしいと思う。こんな法律を作らなくてはならなくしたのは何か、それこそ責任を追及したい。何か根本的な思考基盤が違う。義務と責任に縛られる教育は想像できない。法律に定める教育って・・わからない。ここには、法律に触れると罰するよというだけで、一番大事な教育のビジョンが見えない。このままだと、ますます教育に携わる人を苦しめ、ひいては子供たちをもわけもなく苦しめることになるのではないか。
「いいか、右を向けと言ったら右を向け!」「いろいろ考えずに国歌を歌え」とならなけりゃいいけれど。学校は社会の矛盾が一番集まる場所だ。教育基本法改正でよくなるとは思えない。政府タウンミーティングのやらせ問題、議論を尽くさない強行採決。見てるよ、子供は。子供をもつお父さんやお母さんは、よくよく考えて欲しい。この流れはなんなのか。この国に子供を預けられるかと。