2009-01-01から1年間の記事一覧

きのふの空

凧きのふの空のありどころ 蕪村ようやく、4日まとめて日記を書きました。今日の日記は、お節料理ができてから、除夜の鐘を聞く前に。数年ぶりに紅白歌合戦を聞きながら、お煮しめと玉子焼きを作る。60回を迎えるというだけあって、思わずほろりとする歌があ…

松飾り

歳神(としがみ)をお迎えする松飾りは、31日に飾るのは一夜飾りといって、神様に誠意が足りないとして避けるのが常識だそう。29日は、9がつくから駄目。28日は、末広がりでよいとか。28日は早すぎない?30日でいいでしょ?ところが、最近、松飾りを飾る家…

小川ちゃん

「未来の食卓」上映会で再会したゆたゆた農園の小川ちゃん。小田原に就農して2年目。男の子のママになって、印象が変わった。夏の終わりに知りあいのIさんと電話中、Iさんが突然こう切り出した。「月いくら野菜にかけれる?」「お金持ちじゃないから、2000円…

餅3種

うっすら緑なのが、緑米の餅。古代米の緑米は、とても貴重なものらしい。丈が1.5メートルにもなり、収穫前に実が落ちてしまう。そんなお米を作ったのは、埼玉県のモリタ快生堂、延命療法士の森田昭代さんだ。緑米は、七分米に入れて炊くが、そんなに多くを食…

去年今年貫く棒の如きもの 高浜虚子去年今年は、(こぞことし)と読む。年末になるとこの句を思い出す。流れていく時間のある一瞬をとらえているわけだが、果たして日本人に「貫く棒の如きもの」があるのだろうか?内田樹は「日本辺境論」(新潮新書)で、そ…

雄山荘全焼

下曽我を歩いて太宰治「斜陽」の舞台である雄山荘に行き当たった。中には入れなかったが、魅力的な建物のように見えた。しかし、それよりも、太宰がこの細い路地からひょいと出てくるような気配が感じられたことに驚いた。調べてみると8年前に雄山荘保存の署…

小田原食とみどり

小田原有機の里づくり協議会で知り合った 猪股美保さん。NPO法人小田原食とみどりの事務局を務めるさわやかな女性である。どこの世界も同じだが、有機農業の近くにいる女性たちは、なかなか手ごわい方々ばかりで、新参者にとっては近寄りがたい。私は、もう…

小田原の有機米

小田原の浜町でお米屋さんを営む志村さん。 自分で米づくりをしている話は噂で聞いていた。米屋が作ったお米が、これ「休耕田復活米」だ。志村米穀店のHPにこんな紹介がされている。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 小田原市内の学校給…

割り箸はなぜカビが生えない?

使い捨ての割り箸は,森林破壊にもつながるんじゃない?ということで使わない人が多い。それよりも、カビの生えない割り箸って、考えてみたらおかしい。割り箸の9割は中国産なのだから、防カビ剤たっぷりなんだ。それに漂白剤も。口に入れるものだが、食べる…

宜野湾市伊波洋一市長

朝日新聞に掲載された宜野湾市長に対するインタビュー記事はおかしかった。まったく、かみ合わない。そもそも、質問が誘導尋問に近く、市長はそれに乗らないのだから、読者にしたら、なんじゃという感じだった。ともかく、朝日の記者は、アメリカとの関係が…

[食]未来の食卓

小田原市民会館小ホールで上映されたフランスの記録映画「未来の食卓」。2回上映で約500人が観てくれたことになる。私は、もう数回観ているのだが、何回観ても納得がいく。有機有機と寝言を言っているわけではない。未来はその選択以外にない。ぜひ、多くの…

[食]大根の収穫 大根は、土の中に深く伸びるので、良く耕しておき小石などの固形物は必ず取り除くこと。 これが一般的な考え方なのだが、自然農法の育て方は百八十度違う。 大根は大根自身の力で土の中で伸びようとする。耕して微生物層を壊すのは大根にとっ…

車内広告

山手線車内の広告だが、いやな感じがしませんか? 広告主は、朝日新聞。広告代理店作成のコピーでしょうが、大新聞社の主張だとは思えません。 赤字8百兆円 子どものツケで 飲んでいる 親父みたいじゃないか

辛味大根

青首大根は大きすぎる。この大きさはほどよいが、おろしにするのが一番だという。でも、大根おろしは力がないのでできないと言ったら、あきれられた。ところで、友人から「カリフラワーができてるよ。大根ももう少し」という携帯メールが入った。1ヶ月行かな…

小田原市議会

よい言い方をすれば市議会が活発化してきた。中にはいいたいことを言っている議員もいる。「何がいいたいのかな」と?マークがつく議員もいる。ことに男の恫喝は聞くに堪えない。市長を変えたところで、すべての問題が解決するわけではない。新しい問題も抱…

魚市場の昼ごはん

久しぶりに週末家にいた私は迷わず港へ行ってお昼ごはんを食べる。パソコンを点検しにわざわざ静岡からきてくれた仕事仲間と一緒に魚市場の食堂へ行く。満員で並ぶ人もいて、びっくり。そもそも、魚市場で働く人たちの朝ごはん用の食堂なのだが、新鮮な魚料…

小田原と食育

そもそも「食育」という言葉は、石塚左玄が明治30年、著書「食養生」の中で「体育智育才育は即ち食育なり」と看破したことにある。左玄は、炭水化物、脂肪、蛋白質だけを重視しミネラルの作用を軽視している西洋の栄養学に対して疑問をなげかけた。食品に含…

年に1度の大根デー

鎌倉市にある「福来鳥」さんで忘年会。三浦半島の嘉山さんの大根を使ったフルコース料理。毎年、少しずつメニューが違うのだが、定番は大根のポタージュスープとふろふき大根。この大根の厚さも驚きだが、やわらかく、みずみずしく、甘いのは、ひとえに大根…

沖縄

岡田外相がおかしい。沖縄での市民集会は非公開だという。だから、内容はテレビにも新聞にも載らない。けれども、ありました。これは真実だと思うのです。何を怯えているのか、それは、アメリカではなく、日本の中に基地を残さなくてはいけない勢力があると…

民主主義が一度もなかった国・日本

気鋭の、といっても50歳の社会学者の宮台真司と外務副大臣47歳の福山哲郎の共著。帯に09年8月30日、日本に革命が起こったことを国民は気づいていない、とある。そう思いますか?この本で8月30日に私が持った感覚が間違っていなかったのではないかと思えた。…

こんな小田原

毎日忙しくしている。今日もチケットを買ったのを思い出して、出先からトンボ帰りした。小田原市民会館大ホールで開かれた第74回市民劇場子どもたちに贈る伝統芸能「おだわらたまてばこ」。主催は、小田原文化サポーター、小田原市、小田原市公益事業協会だ…

モデルタウン事業

国の事業仕分けでは有機農業関係の補助金はすべて廃止となった。日本農業新聞によれば農水省は復活させる意向であるが、見通しは不透明だ。そんな中、関東農政局の事務官ふたりが、小田原有機の里協議会がモデルタウン事業を計画通りしっかりやっているか中…

未来の食卓

フランス映画「未来の食卓」が、12月20日小田原市民会館小ホールで行われる。今晩、関係者の試写会が行われた。農薬や添加物の危険は、もう何年も前から叫ばれてきたことだし、農薬の被害を強烈に受けた農民はすでに有機農業に転じている。私が取材した有機…

国際有機農業映画祭その2

映画上映の前に解説があるのが、この映画祭のおもしろいところだが、今年は有機農業実践者のトークとラオスとタイの農民の現状報告があった。映像と生きた人間の証言の組み合わせの妙ともいうべきか。農民の話は、マイナーな会合でしか聞けないが、これが普…

国際有機農業映画祭

27-28日二日間わたって代々木の国立オリンピック記念青少年総合センターで国際有機農業映画祭が開かれた。昨年から実行委員として参加しているが、企画から運営まで市民参加で実に面白い。昨年も食と農をめぐり厳しい状況だったけれども、今年もその動きに歯…

[食]奈良で食べる

仕事を終えて、東大寺から近鉄奈良駅まで歩く。興福寺の阿修羅像特別展とかで、奈良公園あたりは人の波だ。若草山を背景に骨董市と小さな市場(ならの野菜マルシェ)が開催されていて、もちろん足はそちらに向う。そこで、同僚と食べたのが、これ。私は、オ…

東大寺鏡池

奈良で開催された「EMサミット近畿in奈良」に行ってきた。注目は、東大寺の庶務執事が東大寺のEM活用の成果を発表することだ。会場の「なら100年会館」ホールには、なんと1100人が集まって、関心の高さが伺える。ちょうど1年半前非公式に取材させ…

[食]農業まつり

本日小田原は天気晴朗なり。『城下町おだわらツーデーマーチ』が開催され、たくさんの人たちが、街に溢れた。目的別、体力別に歩くというイベントなのだが、もう11回目になる。なのに1回も参加したことはない。年々朝日新聞の力の入れ方が大きくなる。自…

プロはプロ

農園やってるから見に来て!のお誘いについていった場所は、鎌倉市玉縄。小高い山を切り開いたのか、竹林を背にした場所が目的地だ。Kさんという農家に土地をお借りしているらしい。仕事中のKさんが、にこやかに迎えてくれる。トラックを使っていいよといつ…

アメリカ若手市会議員の視察

日米青年政治指導者交流プログラムの一貫でアメリカの若手市議ら7人が小田原を訪れた。目的は、なんと有機農業の視察。滞在期間は1週間だそうで、小田原での視察先は老人ホームと石綿さんの有機キウイフルーツ畑だ。面白いなと思ったのは、カルフォルニア州…