未来の食卓

newmoonakiko2009-12-02

フランス映画「未来の食卓」が、12月20日小田原市民会館小ホールで行われる。今晩、関係者の試写会が行われた。農薬や添加物の危険は、もう何年も前から叫ばれてきたことだし、農薬の被害を強烈に受けた農民はすでに有機農業に転じている。私が取材した有機農家の多くも、ガンや重い肝臓病や原因不明の神経症で近親者を亡くしている例が多い。安全な農薬などないといっていいが、大製薬会社には叶わない。

しかし、ようやく街の有力な人たちが、食べ物の危険に気がついてくれたことは歓迎すべきことだろう。ただ、「未来の食卓」を子供に見せるのはどうか、今食べているものが食べられなくなる子供もでるのではないか、という心配をする男性がいた。女性は、そう考えない。早く食べ方を変えなくちゃと思う。子供に真実を伝え、大人も子供と一緒に食べ方を変え、それが農業のあり方を変える。この勇気をもたずして、何ができるんだろう?男性は、まだまだ食べ物に対して鈍感だ。鈍感な男たち(企業と置き換えてもいい)が作った食べ物を安いからと言って女性たちは安易に買ってはいけない。食べ物は、ジェンダー問題でもあるなぁ。
写真は、小田原の有機ミカン。