2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

赤福復活

食の問題はあり過ぎて、「赤福」の賞味期限偽装など記憶にも残らない。生産調整をしているのか、いつも売り切れ状態。北海道の「白い恋人」も同じらしい。さて、「赤福」を食べた感想だが、前の方がお餅がトロンとしていた。もしかして、売れ残りを冷凍して…

古布ブーム

昨日今日、三の丸広場では、かまぼこと骨董のコラボの市がひらかれた。小田原から東京に引っ越した友人が、ひさしぶりに里帰り。「かまぼこ」には興味を示さなかったが、骨董市の「着物と古布」に目がきらり。昔は、どこの家にもあった絣や紬に心奪われて、…

桜の木の下で

願わくば桜の下にて春死なん そのきさらぎの望月の頃 桜を眺めるのも最後と覚悟して、主人を車に乗せて、入院中の病院から自宅までゆっくりと走る。どのような思いで桜を仰いだだろうか。あれから8年目の春の宵、私の関心は生き死にの問題ではなく、市長選…

そぼろ弁当

お昼に食べたそぼろ丼。そぼろは弁当の定番。困った時のそぼろ弁当だ。玉子、鶏のひき肉、デンブ、紅しょうが、グリーンピース。炒り玉子と甘辛く煮たひき肉だけなら2色弁当。3色、4色なら豪華版だ。誰でも食べたし、誰でも作った経験がある。ある人が作っ…

小田原市長選挙

日本人の不思議なところは、語ってはいけないことが2ツあって、それは宗教と政治だ。そのかわり、博打と女の話は、OKなのだ。文化人類学的にどうとか、私の頭ではわからないが、どうだろう。博打と女の話のように宗教と政治の話をしたら。オープンにすれば…

城下町ホール

先日の神奈川新聞によれば、城下町ホールはペンデングだそうだ。この建物、県が建設費の肩代わりして作り、それを小田原市が20年ローンで買い取る。金利をいれると総事業費65億ともいわれている。このホール、市と県を相手取り2つの住民訴訟まで起き、市民…

青年は砂漠をめざす

突然、旅に出た息子の行き先は鳥取の砂丘。小田原を夜遅く車で出て、朝には砂の丘を昇っていたという。 早朝にもかかわらず、大学生がたくさんいたとも。予期した以上に広大だったと。そして、砂しかなかったと。

味噌汁

笹村さんの建て前でご馳走になった味噌汁。懐かしい味がする、2年ものの味噌。我が家の味噌はどうなっているか?と気になってきた。まず乳酸菌が働き、雑菌を抑える。その後、酵母にリレーし、次に麹菌が働くだそうだ。今日、味噌を覗いてみると、グツグツ…

最小限の家

予告通り、本日8時から笹村さんのかねてからの懸案であった「最小限の家」の建て前が行われた。仕事をやめて農業を始めようというMちゃんと一緒に11時頃訪ねると、笹村さんはじめ男性陣が、床ばりを行っているところだった。遠くに相模湾をのぞむ山里は、今…

桜咲く

男女の機微に通じた作家・渡辺淳一が、梅は床の間が似合う本妻、桜は玄関先が似合う愛人と言っている。床の間がなくなって、妻の価値も下がったような気がしないでもないが。それに玄関先というのも、あってなきに等しい。さらに妻でもあり愛人でもあるのが…

9条ピースウォーク

休刊のはずの「ピースカフェ」28号が出た。その理由は、5月に幕張メッセで開催される世界9条世界会議に向けて、広島から東京まで歩く9条ピースウォークを小田原でサポートして欲しいという話が舞い込んできたからだ。もちろん、大歓迎。即、箱根越えの…

もしも外国から食べ物が入らなかったら

朝食 ご飯お茶わん1杯 粉吹きいも1皿(じゃがいも 2個)ぬかづけ1皿(野菜90g) 昼食 さつまいも2本 ふかしいも1個 果物50g 夕食 ご飯お茶わん1杯 焼き芋1本 焼き魚1切れ農林水産省によれば、です。これに味噌汁がつけば、けっこう健康になれそ…

石油を食べる

平塚の濱田さんに薔薇を注文。お別れする人へのプレゼントだ。3月はそういう季節である。その濱田さんにこのまま石油が上がれば、日本の花栽培農家は死活問題だと電話口で言われる。年々100万円づつ灯油代が増えているそうで、灯油経費は薔薇1本あたり…

ふきのとう

日本有機農業研究会総会で展示されていたふきのとう(でした。昨日はたらの芽と書いていた)。だいたいは、ハウスものだというが、これは有機の畑のものなのだろう。野性的で、エネルギーがつまっている。今日、ふきのとうの天ぷらを食べた。味覚の春一番は…

春が来たけれど

暑さ寒さも彼岸までとは、よく言ったものだ。本当に昨日今日の暖かさには驚かされる。ウグイスも、たどたどしく鳴き出した。ラッパ水仙も咲き始めた。沈丁花の香りも漂っている。桜もうっすら色づいて見える。よい季節だ。なのに3月は年度末。なまけたツケ…

甘い霧

昨夜遅く、FAX用紙がスルスルとお出ましになった。何かなと思ったら、先日取材した佐藤さんからだった。 まだ、記事を書いていない私としては、何だか焦ってしまったのだが、言い忘れたことだだったのだろう。有難い。 その内容は、以下の通り。 我が農場の…

目刺

目刺は、春の季語。ぼうぼうと燃ゆる目刺を消しとめし 中村 汀女台所俳人、いかにも汀女らしい句である。目刺を最近焼いていない。昔、ぼうぼうと焼いて、警報機が鳴った。いやはや。申告を終えてしみじみ目刺焼くだから、なんだってこともないけれど。これ…

[食]のっぺい汁

佐藤さんの奥さんの手料理。のっぺい汁とお赤飯だ。作り方は、簡単。さっと茹でたごぼうと豆腐をからいりして、大根、ニンジン、サトイモ、鶏肉を加え、ごま油で炒める。水を入れて、酒、味醂、塩、醤油で味付け。野菜が煮えたら、片栗粉でとろみをつける。…

[食]魚屋の言い分

お雛様には、はまぐりがつきものだが、今年はバカ高くて、アサリで済ませたという話がある。写真のアサリで350円。中国産が入荷せず、国内産が値をあげている。そのほか、魚の数も少なく、お刺身はご馳走になった。顔なじみの魚屋のご主人は、「いいんだ…

[食]無肥料栽培

相模原市で自然農法を行っている佐藤亘市さん。長い間お世話になっている大先輩だが、畑にお邪魔するのは初めてで、ワクワクした。 佐藤さんは、昭和47年頃、建設関係の仕事をしている男性の目にセメントが入り、近くの川の水で目を洗ったところ、両目が失…

[暮らし]小田原城

久しぶりに小田原城へ参上。歴史好きな人にはたまらないのか、ものたりない展示なのかわからない。小田原城は、明治に入り天守や銅門は売却されて壊された。昭和35年に復興されるわけだが、明治維新がすごい破壊力を持っていたことがわかる。国盗物語の象…

[食]給食を食べる

本日の給食は、マーボー豆腐、玉子スープ、麦ご飯に牛乳。実においしいなぁ。この小学校は、いわゆる自校方式といって、自分の学校内で給食を調理している。個人負担はひとり230円也。 問題があるといえば、牛乳である。毎日、牛乳がついているのは、今も…

[暮らし]ふじの山

すっきりと晴れ渡った空に浮かぶ富士山を見たかったのだが、今日はあいにく晴れのち曇りで雲と雲に挟まれたふじの山だった。それでも、琉球大学で1年間日本語を学び、あと1週間後にタイへ帰国するTさんが、大喜びしてくれた。痩せても枯れても、我が日本…

たんぽぽコーヒー

♪〜春が来た、春が来た、どこに来た〜。 裏の空き地にタンポポが咲き始めた。どこから、飛んできたのかな?けなげだね、忘れもぜず花を咲かせて。コーヒー好きの私は、毒だし効果があるというたんぽぽコーヒーに挑戦したことがある。タンポポの根っこを乾燥…

[追悼]柳原和子へ

京都に行くとなった時、今回は柳原和子を見舞おうと思っていた。何年ぶりかに会った友人が、柳原和子の連絡先を知っていたのだ。彼女は、京都にいなかった。どこの病院にいるのか、ホスピスなのか、わからなかったが、重篤であるということはわかった。柳原…

[食]野菜の値段

ねぇ、この値段どう思いますぅ?と見せられたのは、有機野菜の価格表だ。彼は大学を出てすぐにEMを販売する会社に就職して、野菜担当になった。おもに三浦半島の農家とお付き合いして、生協や自然食スーパーに納入している。農家に農業のイロハを教えてもら…

[食]都会のオーガニック

日曜日の話。仕事先の千駄ヶ谷から原宿、表参道、渋谷へと歩く。目的はない。そういう中高年がたくさん歩いていることに気がついた。小田原だと、ぞろぞろと中高年団体様だが、さすがに東京はお一人様かお二人様(たぶん、夫婦)だ。昔歩いた道なのだろうが…

[食]究極の親子丼

なにがって、鶏肉と玉子が正真正銘親子なんですよ。正確には、玉子を産み終えたニワトリの肉と玉子でできている。ついでに、お米は、鶏糞を使った有機米だ。このニワトリ、土の上でしっかり生きていたので、筋肉ぷりぷりで、現代人には歯が立たない。昔は、…

[食]種が問題だ

年間80品目150品種以上の作物を栽培し、そのうち60品種は自分で種を採っているという千葉の農家林重孝さん。有機農業推進法の中で、遺伝子組み換えは否定されているが、遺伝子組み換えまでいかなくても、現在では、種苗会社の種の独占が問題になって…

アメリカ産牛肉は大丈夫か?

結論は、大丈夫じゃない。今日、福岡伸一青山学院教授の話を聞いた。著書「生物と無生物のあいだ」は50万部の大ベストセラーだそうだが、話も明快、この機会にめぐり合えてラッキーだった。生命とは、時間が織りたたまれた、絶え間のない流れでありー動的…