[食]都会のオーガニック

newmoonakiko2008-03-05

日曜日の話。仕事先の千駄ヶ谷から原宿、表参道、渋谷へと歩く。目的はない。そういう中高年がたくさん歩いていることに気がついた。小田原だと、ぞろぞろと中高年団体様だが、さすがに東京はお一人様かお二人様(たぶん、夫婦)だ。昔歩いた道なのだろうが、様変わりして、目がうつろだ。表参道ヒルズの厳重な警備、あれはなんだ?

さて、目的はないが、表参道まできたら、クレヨンハウスだ。オーガニックのバイキングは、なかなか評判だ。レストランの窓から見えるマーケットも好きだ。ところが、そのマーケットが縮小して、オープンカフェになっていた。小さな子供連れの女性たちで溢れていた。落合恵子の孫世代に占領されている。実にいいことだ。

野菜売り場を縮小せざるをえなかったのは、有機JAS認定作物にこだわったからだ。有機JA認定いちご、そんなの無理でしょ、というものを壱岐から仕入れている。1粒100円になっている。ワンパック1100円を1割値引きしてある。生鮮ものだものね。写真は、熊本の有機JAS認定ネーブルだ。どうして、そんな遠くから?それに見た目にも安全とは思えない。維持していくのは、大変だろう。

近くのナチュラルハウスは、もう少し現実的だ。自社独自の基準にあえば有機JAS認定作物にこだわらないという姿勢だ。有機JAS認定はあたってみますが、ないものは限りなく農薬を減らしたものにしますよ、という姿勢だ。そのぐらいが、市民感覚にあうのか、混雑していた。

そもそも有機JAS認定は、偽装有機を取り締まるために設けたものだったが、今や本物の有機農家を取り締まる法律になってしまった。本末転倒。