2008-01-01から1年間の記事一覧

台所掃除

いよいよ今年も終わります。まばたきのような1年。私も皆様もお疲れ様でした。おせち料理を作りながら、水周りの掃除をしている。昔、合成洗剤を使っていた私は、食器を洗っても、ガス台の掃除をしても、ひどい手あれに悩んだものだ。今にして思えば、当たり…

[食]浅草ー山谷

本所吾妻橋のお墓参りを終えて、浅草寺まで歩いた。五重の塔・雷様・提灯・鳩の四つの型の人形焼を買って、上野まで歩く予定だったが、人形焼を食べたら気持ちが変わった。向島まで歩こう!墨田川を子どもの頃から年に1回は眺めているのだが、悪臭ただよって…

[食]ムソーのおせち料理

うそーと叫んでしまったプレゼント。自然食品店の老舗ムソーから届いたおせちセットです。材料は有機野菜、無添加ものですから、はやり色が沈んでいます。お重箱に詰めるとどんな感じになるでしょうか?楽しみ。これにお雑煮だけなら、ラクチンなのですが、…

事故米はなんだった

26日農林水産省の岡島正明官房長が辞任した。官房長は11月に事故米問題で懲戒処分を受け、政府の有識者会議の調査報告で「責任は最も重い」とされ先月の処分対象の25人中で減給2か月の懲戒処分を受けていた。事故米による責任を取ったと思われるが、石破茂農…

人権としての食 

先日、まったく農業とは関係のない会の主催者から農業の話を聞いた。岡山県で農業を営んでいられるとかで、挨拶の開口一番にこう話された。 今、世界貿易機構(WTO)農業交渉の会議で関税を8パーセントにするか6パーセントにするかでもめている。もし、6パ…

[暮らし]小田原城馬出門

小田原市教育委員会文化財課の諏訪間順さんから、「小田原城の調査と整備」についての話を聞いていなければ、なんで松を4本も切るのかと疑問に思ったかもしれない。大手門、馬出門、銅門、常盤木門を通って天守閣に至る。平塚方面から突き当たる場所に大手…

[暮らし]新型インフルエンザ

これ、「インフルエンザ・パンデミック」(新型インフルエンザウイルスがヒトの世界で広範かつ急速に、ヒトからヒトへと感染して広がり世界的に大流行している状態)対策用の高機能マスク。顔への密着度を高めるために鳥のクチバシ型になっている。不織布素…

[食]生姜つづき

生姜の輸入国の第1位は、もちろん、中国。残留農薬基準違反でもトップに君臨するのだそうだ。日本では、71年に使用禁止となっている殺虫剤BHCがたびたび検出されている。その上にポストハーベスト農薬が大量に用いられているのだそうで、生薬としてい…

[食]FD生姜

高知の無農薬生姜をフリーズドライ化してくれたのは、信州一味噌の宮坂醸造。だいたい、素人が何かアイデアを出したとしても、試食用すら作る手立ては少ない。少量の生姜をスライスと粉末状にFDしてくださるというではないか。こんないい話に乗らないわけ…

黒米入り餅

今日は、間違えないようにと。えー、これも「あしがら農の会」のなんくる農園製有機黒米とお餅3種。野菜の中にこういう加工品が入っていると、さらに豊かな気分になる。これが、消費者意識というやつかもしれない。3種のお餅は、白餅、黒米入り餅、それにう…

きたぞ〜

プチヴェールですよね。フランス語で「小さな緑」。高知の畑でたくさん見た。生で食べてもきた。大きな葉っぱの中に「小さな緑色の花」が隠れている。世界初の結球しない芽キャベツで、芽キャベツとケールの結婚で誕生したそう。あれ、また食べたいと思って…

雪帽子の白菜

11月、例年になく早い初雪で驚いている白菜。けなげだなぁと写した1枚。東北では、収穫した白菜を1度干して貯蔵するのだそうだ。白菜の漬物をつくる時も、1回干す。干した白菜を樽に漬け込む母の手が思い出される。どうも、この干すというのが、白菜をさ…

味噌集合

左から、我が家の自家製味噌。小田原産の有機米、有機大豆、EM蘇生海塩。次が、滋賀県高島市のマコさんお手製倍麹味噌。EM米、EM大豆、乙姫のお塩(丹後の海塩)。寝かせておいたのは、ボカシ倉庫の専用味噌棚だそう。レインボー味噌は、山形県長井市の…

Andrea Bocelli 

アンドレア・ボチェッリ。6歳からピアノを始め、12歳の時にサッカーでの事故で失明する。弁護士となるが歌手になる夢を捨てきれずにいた彼をルチアーノ・パバロッティとロック界の大御所ズッケロが見出して、1994年に歌手デビュー。いまや「神の声」と…

引き出物になるホウレンソウ

野菜の中で、子どもの頃食べていた味と今では違うと思う筆頭が、「ホウレンソウ」だ。毎日食卓にホウレンソウのおひたしが出て、子どもにとっては苦痛だった。ところが、今はその時のホウレンソウを懐かしく思い出す。写真は、山下一穂さんのホウレンソウ。…

大豆の話から

大豆の自給率は、確か5パーセント。もしも、大豆の輸入が止まれば、毎日の食卓にかかせない「醤油」も「味噌」も使えないという理屈だ。大豆栽培には面積が必要であり、機械化が難しいということは、自分で作ってみるとよくわかる。広い土地と安価な労働力…

ショートケーキのイチゴ

昔、昔サンタさんが、●家のショートケーキを持って我が家に来てくれたことがありました。当時(いつ?)は、うれしくてうれしくて4分の一食べた記憶がある。今思えば、あのイチゴは美味しくもなんともなかった。けれども、イチゴ農家にとっては、クリスマスは…

サーフィン野郎のマフィン

二宮町は、小高い丘と海の町。以前は、空気がよいということで療養地でもあったという。小用があって町を歩く。秦野二宮線71沿い正栄堂という和菓子やの隣、ほんの3畳ほどの細長い店が、「MUFFINMUFFIN」。その名の通り、マフィンの店だということはわか…

土佐のご馳走

高知に出張といっても、高知市内にいたのはほんの1時間ほど。「はりまや橋]を渡った時には、3日間運転をしてくれたMさんにお礼のつもりで、ペギー葉山の「南国土佐をあとにして」を一節歌ってあげたが、気持ちは通じたと思うが歌は通じなかった。今晩の夕…

メタボの陰謀

土佐自然塾の3期生、●さん。4月入塾からなんと2ヶ月で体重が16kgも減ったという。晴耕雨読、規則正しい生活、無農薬野菜たっぷりの食生活、激しい労働。メタボ対策に農作業が1番効果的だ。ところで、今年4月からスタートした「メタボ検診」。40〜7…

雲の上で野菜をつくる

高知県と徳島県との境、山また山の中にある大豊町。写真は、標高700メートルの荒地で農業を始めた元歯科技工士の間さんだ。「有機のがっこう・土佐自然塾」を卒業して、就農をめざし農地を探してここにたどり着いた。農業の現実も厳しいが、歯科技工士の…

ホウレンソウの茎に涙

高知龍馬空港から約1時間、土佐町にある「有機のがっこう 土佐自然塾」に行ってきた。今から3年前高知県とNPO「黒潮蘇生交流会」の官民協働で開校し、「有機農業で日本を再生する」という壮大な目標を掲げている。すでに1期生、2期生合わせて25人が卒業…

冬のトマト

トマトの旬は夏だけれども、こんなにみずみずしい冬のトマトもある。日本のハウス栽培の優秀さは世界に誇ってよいのだろう。このトマトは小売価格1Kg1500円。個数にして5個かな?この夏、取材させてもらった鎌倉市のトマト農家は、この冬、ハウス栽培…

ほったらかしレモン

「食品と暮らしの安全」(発行人 小若順一)が届いた。食については長年独自の調査を続け、警告を鳴らしていた小若さん率いるグループが推薦する商品を集めたのが通販カタログ「安全すたいる」だ。その表紙が片浦レモンだった。新登場 無農薬!美味しい!ほ…

川越で

川越市は人口33万人、JR川越線、西武新宿線、東武東上線の3線が通る交通の要所でもある。この街に年間300万人以上の観光客がくることで、俄然注目を浴びている。では、なにを見にといえば、川越市一番街にある蔵の町並みなのだ。たまたま、あるご縁で…

自転車

久しく歩く生活をしていて、自転車に乗らなかった。へぇ、自転車に乗れるの?と驚かれている。歩くのもいいが、自転車で走るのもよい。ただ、法律的には減速車道を走らなくてはならなのだが、国道沿いは、少し怖い。幼児と70歳以上、障害を持つ人は、歩道…

[食]有機農業推進協議会

「あしがら農の会」の通信が届いた。なんと3組のカップルに赤ちゃんが誕生したという。女の子2人、男の子ひとり。彼らが農を営むあしがらの大地にコウノトリが赤ちゃんを運んでくれたのだ。心から祝福したい。先日、小田原で有機農業を営む4団体、「あし…

[環境]蔵王川

蔵王川は、蔵王火山山系を水源して最後は最上川にそそぐ。流域面積39.5平方キロ、長さ9.3kmの一級河川。この川の上流、上山市に硫黄の鉱山ができたのが、大正5年。一時閉山して、昭和11年に再び開山し、硫黄が自由化される昭和38年まで、採掘が行…

おやすみ

東根市、天童市、村山市、上山市、南陽市、白鷹町、長井市。山形県の北から南まで縦断してきた。あれが月山、あれが蔵王、あれが朝日連峰。すでに雪化粧の山々を目印に。まだ生々しい息使いが残る田んぼ。田んぼの土1枚1枚色が違う。あれがさくらんぼ、こ…

さくらんぼ東根

新幹線の駅名にフルーツの名前はないとはじめはちょっとJRに拒否しされたらしい。でも市側が頑張った。確かに東根だけなら、埋没した駅になる。まずはタント広場で山菜そばを食べた。タントとは、たくさんという意味。なるほど。この駅から仕事がはじまる。…