引き出物になるホウレンソウ

newmoonakiko2008-12-11

野菜の中で、子どもの頃食べていた味と今では違うと思う筆頭が、「ホウレンソウ」だ。毎日食卓にホウレンソウのおひたしが出て、子どもにとっては苦痛だった。ところが、今はその時のホウレンソウを懐かしく思い出す。

写真は、山下一穂さんのホウレンソウ。「野菜が糖尿病をひきおこす?」(河野武平著 宝島社新書)の中でホウレンソウの選び方がでているが、肉厚ではじけるような姿がよいとある。著者の考え違いは、虫くいがあるのが有機のホウレンソウだという点だが、山下さんのホウレンソウには虫食いの後はない。

しゃきりして甘い。茹でてよし、炒めてよし、煮てよし。このホウレンソウを含めた山下さんの冬野菜セットが日本橋高島屋のお歳暮で好評だという。さらにブライダルの引き出物商品になるのだと。結婚式のお祝いのお返しが、有機栽培ホウレンソウだ。有機野菜の実力を広くみんなに知ってもらうためには、「どこにでもいくぜよ」というわけだ。