2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

[暮らし]雨のお通夜

病院と葬式は、行きたくないところなのだが、人間社会に生きていれば、不義理をするわけにもいかない。今晩は、友達のお舅さんのお通夜。86歳だったから、大往生というべきだろうが、最後は、腸閉塞のため、入退院を繰り返して、亡くなられた。お姑さんは…

[暮らし]ビルマの出来事

ビルマというと「ビルマの竪琴」を思い出す。私は、この小説を好きになれない。いまだに小学生に読ませているのはなぜなのかも、わからない。そのビルマで、民主化を求める僧侶たちのデモが武力で弾圧され、日本人の映像ジャーナリストも死亡した。タイでも…

究極の薬味

浅草で十和田の蕎麦を食べた。その薬味が、岩手県遠野の暮坪蕪のおろし。まず、素のまま食べたら、ともかく辛い。ところが、そばつゆにつけて蕎麦と一緒に食べると、あらぁ、不思議。辛味が消えて、風味に変わる。わるくない。浅草で、全国食堂めぐりができ…

[食]みかん蜂蜜

なぜか、国内産のみかんの花からとれた蜂蜜が集まってきた。1つは、伊豆、もう1つは和歌山。柑橘類特有の強い香りと酸味があって今人気だ。我が家からみかんの山が眺められる。その向こうが海だ。初夏、幻惑されるほどの甘い香りに山全体が包まれる。まる…

[食]イカを煮る

秋は醤油味。それも煮物の。朝から原稿を書き、支払いに行き、魚屋の前を通り過ぎようとして、また戻った。イカの煮つけが食べたい。また、仕事をして、2つ目の会合の後、軽い食事でもとの誘いも断る。イカがある。帰んなくちゃ。お酒をたっぷり入れて醤油…

[食]寺山修司のテーブル

仕事を終えて外へ出れば、十五夜だった。月の明るさよりも、深々とした空の闇に魅入る。箱根湯本の喜仙壮ロビーでのテノール歌手の中村靖さんのミニコンサートを聞く。中村さんは、この旅館の主でもある。中田喜直作曲寺山修司作詞の組曲「木の匙」は夫婦や…

浅草の佃煮

小田原から高尾、高尾から浅草。一日かけてのお墓参り。八王子霊園の夫のお墓は、奥多摩の森に囲まれた霊園墓地にある。「千の風になって」を口ずさみながら、坂道を下りてくる人もいる。お墓の前で、お弁当を広げる家族も多い。ここちよい風が吹いている。 …

インターネットの可能性

昨夜から今日にかけて、40代の友人たちと時間を共にした。神奈川新聞のMさんが企画運営している「カナロコ」。マスコミは、一方的な記事のみで、読者との相互関係を結ぶことができない。その弱点を補うのが、インターネット。市民参加型のマスコミニュケー…

焚火

伊豆高原で焚火をしている。暗闇の中で酒を飲みながら、小田原の街づくりを激論している。火をともすものは炎にたえなければならないという格言がある。一灯のひかりを持ち寄り、大きな火をともしたいものだ。

秋のお彼岸

秋の彼岸のおはぎ、春はぼたもち。同じものでも、萩と牡丹に引っ掛けて呼び方が違う。しかし、我が家は春も秋もぼたもちだった。ともかく、でかい。母の手いっぱいのぼたもち。それにたっぷりのアンコをつけて、さらに白砂糖をかける。大皿にそれを盛る。お…

[食]国産ニンニク

99パーセントが中国からの輸入物だというニンンク。日本では、香川県と青森県で栽培されているという。これは、青森県のニンンク。1回だけ農薬がかかっている。ニンニクはニンニクなのだが、味、風味、香ばしさが、違う。初夏に収穫、保存をうまくしない…

[食]自給・地域内自給・国内自給

山形レインボープランの野菜が届く。玉子を購入しているお母さんたちと分ける。早いもん順で、枝豆、アスパラ、インゲン、ナス、ダイコン、ともらわれていく。地域の生ゴミを堆肥にしたレインボー認証じゃがいもくんが残る。悪く思わないでね。どこの家にも…

[暮らし]シャボン玉は消えない

シャボン玉石けんの元社長、森田徳光さんが亡くなった。死因は公表せずとなっているが、若い息子さんに社長の座を譲った頃から、体調が優れないという噂を聞いていた。シャボン玉石けんも昭和46年、当時の国鉄から無添加石けんの注文を受けるまでは、合成…

[暮らし]勉強、勉強ついでに飲む

2つの会合をはしごする。ひとつは、小田原再生フォーラム「市民が創る地域の文化」。講師は新潟県魚沼市小出郷文化会館館長の櫻井俊幸氏。7月、直接小出までお尋ねして、いろいろなお話を伺ってきた。住民が主人公になって、文化会館をつくっていくドラマに…

[本]あの戦争は何だったのか?

「アメリカに問う大東亜戦争の責任」(朝日新書/長谷川煕著)を読む。長谷川煕は、元朝日新聞記者。週刊アエラに食の問題を書いていて、この人いくつぐらいの人かと思っていたが、今回74歳と判明。昭和20年を挟んで、12歳から20歳の多感な少年、青年期…

[暮らし]市民ごみ会議

生活すれば、毎日ごみがでる。このやっかいなごみをどうするか、これは財政難の行政にとっては、重大な問題である。ダイオキシン問題を契機に市民の意識もだいぶ変化してきた。大量消費、大量廃棄の暮らしは、めぐりめぐって、自分たちの健康を脅かし、家計…

ゴーヤの棚 昨日の続き

向こうに見える竹林を整備するのは、たけのこ班のボランティアたち。家庭菜園の参加者は、この竹を上手に利用して、塩化ビなどの素材のマルチや、支柱などは一切使っていない。菜園所有者10人共有の倉庫も竹でできている。そのほかにも、炭焼きの窯、ベン…

栗をいただきました

パラダイスのような市民農園を取材。場所は、小田急線鶴川駅から車で15分。和光学園の裏。林の向こう、竹林のふもと、小川が流れる菜園。代表者が、菜園から何も持ち出さず、持ち込まず、山里のような風景を作り出すことを目指しているだけあって、ほんとう…

玉露を飲む

急に寒くなった。開いていた血管が、ぎゅっと縮まったようだ。こういう日は、日本茶を飲みたい。仕事の帰りに寄った大船駅構内1階にオープンした三國屋善五郎。ここハーブ、紅茶、日本茶を扱うお茶屋さん。。孫にも衣装というか、お茶もパーケージを変える…

秋のガーデニング

ようやくプランターの花飾りを変えようという気分になってきた。秋なのだ。水やり不足て枯れてしまったのもある。申し訳ない。私の自慢は、プランターの土を10年近く変えていないことだ。というのも、生ゴミを肥料にして土に混ぜてある。しかも、その土は…

自由俳句

啓蟄の日本行方不明かな この句の作者は、1950年生まれの渡辺誠一郎。この句がいつつくられたかは知らない。 日本の行方知れずに台風禍 もちろん、没でした。没でしたが、参加者の共感は得ました。「この国は、どこに行くのかしらね」。 湾岸戦争の時に…

古布のパッチワーク

気になっていた古布のスカートの修繕をする。紬の着物を洋服にするのが、一時大人気で、今では、市場に古い布がなくなっているんだそうだ。昔、古い布をアレンジした上着を着て歩いていると、いかにも古布好きのおばちゃんに声をかけられて閉口したことがあ…

頭のマッサージ

後ろから見ると、右肩がこんもりしているのだそうだ。右だけ、太ったわけではない。コリなのである。おかげで、頭まで血が回らない。いい考えがわくはずがない。足湯、足揉み、整体それに俳句。来週の月曜日が、句会だ。兼題は、萩と稲妻。日本は行方知れず…

[暮らし]自分たちの町は自分たちの手で

9月3日から小田原市議会が始まっている。今日は、建設経済常任委員会があり、市民が注目する「お城通り再開発」が議題だ。土地開発公社の土地の部分を買い上げるための債務負担行為(要は城下町ホールとおなじローン)が補正予算として提出され、これが通…

[暮らし]姫のトラ退治顛末

参院自民党のドン、片山虎之助参院幹事長対民主新人の姫井由美子氏。この対決をマスコミは、「姫のトラ退治」と呼んで、おもしろおかしく報道していた。姫のトラ退治ーこれを聞けば、どう考えても、片山氏は不利に動く。結果は、見事トラ退治が成就して民主…

[本]グローバリゼーションと国際化

米原万理の「愛の法則」を読む。卵巣がんと闘うがゆえに、明快な弁舌はますます磨きがかかったのだろう。高校生を相手に男と女の話。生物学的にいかがかとも思われるが、有無を言わせぬ説得力だ。論より言葉だ。ただ、この人、恋人はいたんかいな、というう…

やっぱり、マックス

昨日今日の教室は、なぜか静か。子どもたちも夏バテ気味かな。元気がない。「おしゃべりはやめなさ〜い」という私の金きり声も聞こえない。穏やかな昼下がり。黙々とプリントに向かう子どもたちの姿。それだったらよかったのだが、プリントを留めるホチキス…

ニンジンジュース

帯状疱疹で入院していた友人が、今日退院した。夫に冷蔵庫に入っているニンジンが黒くなってきたよ、と言われたのが昨日のこと。「間に合った」と喜んでいる。「まず、ニンジンをジュースにするんだ」とうれしそうだ。よかった。あと、2回放射線治療がある…

腐る醤油

酷暑のため、醤油が腐った。スーパーで安売りしている醤油は、腐らない。大豆の発酵に時間をかけず、防腐剤を入れてある。醤油風醤油というべきで、発酵食品とは言いがたい。が、日本人のおおかたは、その腐りもしない醤油を使っている。いくら、醤油を使っ…

農漁業体験全児童に

総合的な学習の時間見直し、授業時間を増加する一方、全国の児童に農山漁村で1週間程度の宿泊体験を実施するという。農水、文部、総務3省の共同プロジェクト。思いやりの心が育つかどうかはわからないが、自分の食べているお米や野菜がどんなところで、どん…