ゴーヤの棚 昨日の続き

newmoonakiko2007-09-14

向こうに見える竹林を整備するのは、たけのこ班のボランティアたち。家庭菜園の参加者は、この竹を上手に利用して、塩化ビなどの素材のマルチや、支柱などは一切使っていない。菜園所有者10人共有の倉庫も竹でできている。そのほかにも、炭焼きの窯、ベンチなどなど。写真のゴーヤの棚もなかなか味がある。竹製は3年ぐらいの寿命で、そのぐらいのサイクルで竹を伐採し、林に日を入れるのがベストらしい。たけのこ班は、竹林を整備したご褒美にもちろん、たけのこを持ち帰る。人間が、美しい景観をつくる。菜園を案内してくださった小寺さん65歳。「代々ここに生まれ育った仲村さんだから、農家が無料で土地を貸してくれた。外からやったきた新興住宅住まいの我々には絶対、土地は貸してもらえないよ」。しかし、仲村さんひとりでは、こんな菜園はできない。農業を核としたコミュニュティ。こんな楽園が、都会の周辺に生まれるといいな。しかし、共同農園はうまくいかない。1人1aを好きなように耕す。農業は十人十色。素人でもそうなんだから、専業農家はもっと個性的なんだろう。有機農業ならなおのことだ。