[暮らし]市民ごみ会議

newmoonakiko2007-09-15

生活すれば、毎日ごみがでる。このやっかいなごみをどうするか、これは財政難の行政にとっては、重大な問題である。ダイオキシン問題を契機に市民の意識もだいぶ変化してきた。大量消費、大量廃棄の暮らしは、めぐりめぐって、自分たちの健康を脅かし、家計を圧迫する。循環型社会の構築こそ、持続可能な社会をつくる方向なのだ。というのは、頭でわかっている。しかし、すべてひっくるめてダイオキシンが限りなく出ない方法で燃やす夢のような話につい乗りたくなるのもわからないでもない。企業のあくなき技術開発に脱帽するしかない。しかし、この高速炉のお値段、横浜市金沢区に設置された1基630億円、国が110億、市が80億、後は市債でまかなうという。耐用年数は、うまくいって25年。鉄でも、紙でも、生ごみでも、狂牛病の牛でも、なんでもひっくるめて燃やす値段だ。しかし、ダイオキシンの排出量は、ごみの減量、リサイクルの徹底により、最悪の時期よりも、20分の1に減っているという。なぜ、今、遠くからごみを集め、24時間燃やし続けなくてはならないか。
小田原では、「循環型社会」までは標榜していないが、後は,生ごみだけリサイクルすれば、廃棄物は分別されているのである。あと、1歩のところで、さぁ、みんな一緒にまとめて捨てましょう、燃やしましょでは、話しにならない。生ごみは、大地を豊かにする有機物であって、単なるごみではない。高速炉の建設の対案は、「生ごみは燃やしません宣言」を市民がするしかないと思う。市ぐるみエコガーデンにしたら、なおいい。広域エリアは、小田原市箱根町湯河原町真鶴町小田原市以外は、プラごみの分別をしていない。町民は、どう考えているか聞いてみたい。それは、楽ちんだろうけれど。

スーパーに行くと、ごみが増える。こんなトレー、便利だけど家に帰れば、ごみになるだけ。