2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

食べ物からのアプローチ

不健康な土壌からとれた食物を食べているかぎり、魂は自らを肉体の牢獄から解放するためのスタミナを欠いたままだろう。ルドルフ・スタイナー毎日起こる不可解な無差別殺人事件。心の問題、ありようよりも、もっと深いところで魂が病んでいる。肉体から魂を…

沈黙の春

ジュネーブで開催されていたWTO交渉会議は、中国・インド対アメリカの対立で、交渉は決裂。おかげで、日本の農業分野での市場開放もしばらくは行われない見込みだ。どこの新聞も、こんにゃくの関税率を例にあげて、全国4600戸のこんにゃく農家が危機と報…

食べる権利

食べる権利というのは、生きる権利。その権利を保障していたのは、何を隠そう、女性の力だった。ジェンダーとかいっても、このことは事実なんだからしょうがない。外食産業や加工食品産業が膨張したのは、女性が調理を放棄したのではない。男女共同参画など…

エコキャップを集めよう

ペットボトルのキャップだけ集めると、プラスティック再生業者が400個10円で買い取ってくれる。そのお金は、エコキャップ推進協会に送られ、そこから世界の子どもたちにワクチンを日本委員会(代表 細川佳代子)へ。政治不安が大きく、他国政府からの国際援…

天ぷら

昨日の国産小麦の手打ちうどん。実は、それだけではなく、うどんのトッピングも素晴らしかった。なにがって、松本さんのトマト、きゅうりに、ナス、たまねぎ、カボチャの天ぷら。天ぷらの油は、あしがら農の会代表の相原さんちの豚のラード。手打ちうどんが…

手打ちうどん

大井町の小宮農園で開かれた「あしがら農の会」の夏祭り。私の係は、手打ちうどん。杉崎聖くんが荒地を開墾して育てた小麦。もちろん、有機栽培だ。杉崎くんしかできない仕事だと、諸先輩方が口々に言っている。労多く、益は少ない。しかし、ひとりで荒地を…

EM土団子

暑い。暑すぎる。けれども、向ヶ丘遊園駅で取材だ。市民と川崎市の職員が、用水路にEM土団子を投げる。現場は、駅南口から8分ほどの住宅街に流れる用水路だ。ヘドロがたまり悪臭で、周辺住民から苦情が市に寄せられていた。そこで、EMによる実験が今年の春か…

土の危機

地球を覆う土を平均すると深さ1mしかないという。地球は土でできていると信じていたが、これは危ない。今世紀半ばには人口の予想は90億人。この土で養えるかと心配されているが、2020年までは農地は足りると科学者はいう。ところが、すでに農産物の収穫の…

城下町ホール建設予定地

小田原市本町一丁目(小田原警察署跡地)敷地面積約5,900㎡。銅門のちょうど正面にあたるこの土地にホールが建設される予定だった。が、変形ホールの是非と建設場所を争点にした市長選で、現計画を白紙に戻し駅前に新ホールを建設する提案をした候補者が当選…

かまぼこ板も輸入材

民主党の菅直人議員が、林業の話をしていた。その中で、ドイツの「黒い森」からかまぼこ板ができると言っていた。ほう、ドイツのかまぼこ板か。かまぼこ板は通称”空板”(からいた)といって、安土桃山時代かららしい。作るときに形を整えやすい。持ち運びに…

松沢神奈川県知事

ツルネンマルテイさんの出版記念パーティでの席上、松沢知事の「神奈川県の電気自動車の普及事業について」の話を聞いた。電気自動車にすれば、自動車税の9割減税、購入時も国、県の補助があり、ほとんど今の自動車の価格と差はなくなるという。日産自動車と…

千手観音

DVD

中国障害者芸術団、昨年来日して好評を博したという。今年も秋に日本公演がある。日本の障害者教育は、平等の原則までは到達したが、果たして、才能開発まで行えているのか。個人別能力別から考えると、障害という壁は楽々と越えることができる。芸術もまた…

生ごみを肥料にする

二重になったこの段ボール。緑の蓋の段ボールの中には、土嚢袋に腐葉土と生ごみが入っている。腐葉土ではなく、庭の土でもよい。鶏糞や米ぬかを入れると、発酵を促進させるとある。商品名は、「BOX IN BOX」といい、説明にこうある。生ごみを回収し、焼却す…

ツルネンの人と地球のエコライフ

ツルネン・マルテイさんを国政の場に出すべきか、そういう議論が我が家の夫婦げんかの種になったことがある。私は、意義がおおいにあるといい、夫は政治力学からして意味なしだった。政治の色に染まっていない政治家が、経験と実績のある政治家たちをむすぶ…

「すかいらーく」には行かない

今日たまたまテレビを見ながら仕事をしていた。ニュースで、外食大手「すかいらーく」の派遣店長が昨年10月に脳出血で死亡した事件が労災認定されたことを知った。いわゆる過労死だったのだ。32歳の彼は、正規雇用ではなく、1年ごとに契約更新を繰り返す「契…

学者の犯罪

1958年に出版された『頭脳ー才能をひきだす処方箋ー』は、50万部売れたというが、著者の慶大教授林髞は、「米を食べる民族は、パンを食べる民族よりも劣る」という米食低脳論を展開した。胚芽の残っていない白米は、胚芽の残っている小麦よりも栄養的…

山下惣一さんと有機農業

「at」という季刊雑誌に山下惣一さんが「私が有機農業をやらない理由」という文章を寄せている。私が、山下さんに聞きたくて聞けない質問の答えがここにあって、それは見てはいけないものを見たという感じがしなくもなかった。昭和30年代からの50年、1匙の化…

アジア農民交流センター

私は東アジアに住む。畑は耕さないが食べることで農業に繋がっている。生きている人間と友達になりたい。それだけのことだが、小田原での総会には、30人を越える会員が参加して、それぞれの活動や思いを話してくれた。あそこには、ああいう人がいて、こうい…

修復する玉子

手に持っていた玉子をかばって、足首をひねったのだが、そのかいあって玉子は、30個のうち2個割れただけだった。すぐに食べなかった1個が、冷蔵庫の中で修復。人間の皮膚が再生するように玉子の殻も再生した。生きているんだね。昨日は、北沢洋子さんの話…

インジェクション

中になにかを注入することをインジェクションというらしい。食材にもなにかを入れて増量して、なにか別のものに作り変えているらしい。まず、ハム。保水剤や食品添加物をインジェクションしている。ヨーロッパでは、味付けのためにされるが、日本では、ほぼ…

アガパンサス

私がこの花を知ったのは、息子が中学生の頃。学校の花壇に花を植えたいといったら、手入れが大変だから、とやんわり断れた。じゃ、球根で増えるのではどう?って友人に教えてもらったのが、これ。アガパンサスだ。今から10年も前の話だ。今年、いろんなとこ…

足をくじく

夜道を歩いていたら、ちょっとした段差で足首をくじいた。久しぶりの出来事。みるみる間に腫れて、象さんの足に。指先がでているこの「ゆびゆび君」を履いていなかった。このネーミング、なかなかと思ったが、古来「ゆび」は手の「ゆび」のこととか?古くは…

ワーキングプア

働いても働いても豊かになれない貧困層が増えている。が、そんな社会構造の中で小林多喜二の「蟹工船」が若者に読まれているという。東京駅近くの丸善では、蟹工船コーナーがある。小田原にはたぶんない。一方、映画の世界では、日本で初めての公害問題とい…

くちなしの花

薄月夜花くちなしの匂いけり 子規死ぬ時はくちなしの雨に溶けるがごとくがいい。

そばの自給率

蕎麦粉の自給率が21%ととは知らなかった。輸入蕎麦粉の7割が中国、3割近くがアメリカ、カナダだって。信州蕎麦とはいっても、ほとんどが中国の蕎麦だった、これを偽装といわないのが不思議。「だから、蕎麦湯なんて飲んではダメ。ポストハーベスト農薬…

許容するということ

某団体の名簿の肩書きにフリーライター?と書かれて、お笑いした。?と書くなら、何も書かないで欲しいよ。なら、先生?主婦?女?みんな?だ。で、今日は先生だった私は、10人のお母さんと面談した。深刻な問題でも些細な問題でも共に考えていこう、学校…

マグロの漬け丼

石油値上げのため、遠洋漁業が危機に。およそ30%のシェアを占める日本マグロ・カツオ漁業組合が、マグロ船を3ケ月間休業することに決めたそうだ。船の燃料高のために漁船を出せば出すほど赤字になるという。世界のマグロを食べ尽くしたといわれる日本人…

はちみつソフト

熱海駅前杉養蜂場はちみつソフトを食べる。ソフトクリームなんて、ひさしぶりだなぁ。小田原では食べられないが、熱海では食べられる。小田原から20分小さな旅の楽しみだ。アメリカではミツバチが大脱走しているそうだが、実は日本も同じ。ミツバチは、作…

ビタミンCと硝酸態窒素

「食農同源」(足立恭一郎著)を読んでいる。足立さんは、京都大学の農学博士であり、農林水産省の元役人。有機農業推進法を実質的に作成した人物だという。有機と慣行(化学肥料と農薬を使う)の農産物の栄養価の違いを調べている中で、この本にめぐりあっ…

樹齢400年の山桃

植木屋のKさんのて手提げ袋からは、いろいろなものが出てくる。青ヶ島の珍しい食べ物とか、アジビラとか、難しい集会のお知らせとか。先日、たまたま新幹線が同じで、今日は何かなと思ったら、袋の中から出てきたのは、樹齢400年の山桃だった。実は、山桃…