手打ちうどん

大井町の小宮農園で開かれた「あしがら農の会」の夏祭り。私の係は、手打ちうどん。杉崎聖くんが荒地を開墾して育てた小麦。もちろん、有機栽培だ。杉崎くんしかできない仕事だと、諸先輩方が口々に言っている。労多く、益は少ない。しかし、ひとりで荒地を耕し、小麦を植えていくその愚直なまでの生き方。山下惣一さんに「男と生まれて農業だけでいいのか」と言われたらしいが、彼の胸にはどう響いただろうか？

育てる（栽培)、創る(調理）、食べるが、分断してしまうと食の環境がゆがむ。同時にいのちの循環が途切れてしまう。これを救っていくのは、地域自給しかないと思う。杉崎くんはじめ若者たち、がんばっておくれ！

当たり前ながら、世界で一番おいしいうどんでした。なんたって、私が足で1時間もこねて、切られたうどんを1本1本手で延ばしたんだから。

あしがら農の会
http://nounokai.com