食べ物からのアプローチ

newmoonakiko2008-07-31

不健康な土壌からとれた食物を食べているかぎり、魂は自らを肉体の牢獄から解放するためのスタミナを欠いたままだろう。ルドルフ・スタイナー

毎日起こる不可解な無差別殺人事件。心の問題、ありようよりも、もっと深いところで魂が病んでいる。肉体から魂を自由に解放するためには、スタミナが必要なのだ。そのスタミナの基は、健康な土から育った作物のミネラルと微量な栄養素。地表数センチに住む多様な微生物の代謝が決め手となる。

アメリカでは、レイチェル・カーソンの驚くべき報告に対して、彼女を共産主義者であるとして告訴するとの脅迫がなされたそうだが、さすがアメリカ。当時のジョン・F・ケネディ大統領が、招聘した委員会で、科学顧問ワイスナー博士が、「殺虫剤の使用は放射性下降物(死の灰)よりも危険である」という報告をしている。イタリアの科学者のアメリゴ・モスカも、「核放射性に起因する損傷は、遺伝学上有毒な科学薬品の使用に起因する損傷と同じである」と述べて、広島型原爆1万4500個の死の灰に匹敵する損傷ーを現在および将来の世代に年々もたらす、という。

モスカの報告は、完全な形では50年間公表されるべきではないとして、イタリア政府から機密扱いとされた。たぶん、日本でも心ある学者が、化学薬品の危険を調査検証しているはずだが、それはまだ表に出ない。表にはでないが、これは心ある人々の感性にとらえられている。

化学肥料や農薬を2割でもいい、5割ならなおいい、完全なら最高だ。そういう、作物を食べたいと消費者が声をあげないと。ゆっくりと被爆させられていいのか?

ラ・マテイエールのかぼちゃスープ。食材には、地元小田原の有機野菜を使っている。