学者の犯罪

newmoonakiko2008-07-16

1958年に出版された『頭脳ー才能をひきだす処方箋ー』は、50万部売れたというが、著者の慶大教授林髞は、「米を食べる民族は、パンを食べる民族よりも劣る」という米食低脳論を展開した。

胚芽の残っていない白米は、胚芽の残っている小麦よりも栄養的に劣る。「米飯は、頭を悪くする」「米飯は、スタイルを悪くする」などなど。

これは、政府の粉食奨励の政策を完全に後押しした。すっかり、この御用学者に国民は騙されたのだ。

それが、50年後の今では、国をあげての和食奨励である。国民をなめてるのかといいたくなる。私の友人は、3人の娘にまず、おかずを食べさせ、最後にご飯を食べさせていた。今から30年前の話だ。我が家は、男の子がいたので、そうはいかなかった。まず、ご飯を食べなくては腹を満たせなかったので。確かにうちの息子たちよりも友人の娘たちのほうが優秀だが、それは勉強したかしないかの差であって、米のせいではない。

消費者のお米離れというが、単純な話ではない。まず、政府も学者もマスコミも総ざんげしてからの食生活の見直しでなくては。自給率の低下を我々のせいにされてはかなわない。 竹中平蔵、あの人も学者ですよね。

いろいろ話題にのぼるとうもろこし。夏が始まる。