「すかいらーく」には行かない

newmoonakiko2008-07-17

今日たまたまテレビを見ながら仕事をしていた。ニュースで、外食大手「すかいらーく」の派遣店長が昨年10月に脳出血で死亡した事件が労災認定されたことを知った。いわゆる過労死だったのだ。

32歳の彼は、正規雇用ではなく、1年ごとに契約更新を繰り返す「契約店長」。店の営業時間(午前8時―翌朝5時)のうち別のアルバイトに仕事を任せられるのは閉店前の2、3時間だけで、午前2時に帰宅し、6時には出社していたという。残業は、会社のタイムカードには月約39時間と記録されていたが、遺族側の計算では死亡前3カ月平均で月200時間を超えたていたとらしい。何時間働いていたか、計算もしたくない。

記者会見した母親が「一応名前は店長だが、上司が健康管理などの心配りをしなかったこと、ほかの誰も声を掛けて助けてくれなかったことが悔しい」と話していたが、なんだか、本当に悲しくなって涙がでた。

安い食を提供するために従業員が犠牲になっている。人間を使い捨てにしていること。企業の社会的責任を放棄していること。このことが、社会を不安に陥れていること。「すかいらーく」に投資している株主のみなさん、まず、追求して欲しい。

おおくの外食産業は、安い農産物を買い叩くことでアジアの農民を苦しめる同じ構造で日本人の若者をも苦しめ始めた。外食したいのなら、地元のご飯屋に行こう。少なくとも、私は「すかいらーく」には行かない。「バーミアン」にも、「夢庵」にも。絶対に。


今夜の夕飯は、すみやきのお煮付け。