ツルネンの人と地球のエコライフ

newmoonakiko2008-07-18

ツルネン・マルテイさんを国政の場に出すべきか、そういう議論が我が家の夫婦げんかの種になったことがある。私は、意義がおおいにあるといい、夫は政治力学からして意味なしだった。政治の色に染まっていない政治家が、経験と実績のある政治家たちをむすぶ役目をして、今までできなかった政策を実現していく。政治だけではなく、閉塞した社会を変えるのは、そういう人材が必要なのだ。

ツルネンさんも、172人の有機農業推進議員をとりまとめて、有機農業推進法を議員立法で成立させた。過去に自民党議員が、発案したことがあったが、立ち消えになっていたという。自民党の議員では、野党が入りづらく、民主党のほかの農林畑を知る議員でも難しかったらしい。フィンランド出身の日本人ツルネンさんだから、できたというもっぱらの評判である。

ツルネンさんの8冊目の本。政治家のたんなる自己主張ではない、広い視野で、環境問題を論じ、解決策を提案している。巻末には、ツルネンさんの応援団長・EMの開発者比嘉照夫名桜大学教授との対談がある。EM(有用微生物群)を知らない人には奇異にうつるかもしれないが、本気で環境問題に取り組みたい人には、EMをぜひ知ってもらいたい、そういう思いが、ひしひしと感じられる。