北国の春

青森に越してきて16日目。ようやく庭の手入れを始める。越して来た時、どの家のまわりも白いラッパ水仙と紫のムスカリ、色とりどりのチューリップが咲きそろっていて、それがなによりもの歓迎のあいさつに感じられた。花というものはいいものである。紫陽花…

EM花壇

アルセアは春から夏にかけて咲く花で、別名タチアオイだそう。背丈だけどんどん伸びて、いったいいつ咲くのかと心配したが、結局咲いた。八重咲きなので、豪華絢爛。 花はまっすぐに伸びた花茎の下から上に次々咲いていく。この花、日本には、古くから薬用と…

オーガニックのバラ

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日陰の庭

近所にとても美しい花のコンテナ栽培をしている人がいる。話を聞いてみると植木屋さんだそうだ。さっそく、寄せ植えの秘訣を伝授してもらったのだが、日当たりがいいかどうかで植える花が違う。日陰が好きな花もあるので、それを植えてみたら言われた。その…

生ごみから花

横浜市青葉区の公共の空き地。以前はゴミ捨て場になっていたそうだが、EMで発酵させた生ゴミを土に入れて、こんなきれいなお花畑に変身した。道行く人が、おもわず「きれい!」と立ち止まる花の名所になってしまった。このボランティア活動をしているのが、…

ダリア

ダリアをこうしてみるとキク科ということは納得できる。オランダから19世紀の中ごろ、長崎出島に到着。江戸巣鴨に伝わり、天竺牡丹と呼ばれたそうだ。その後、明治になって栽培が盛んになり、大正から昭和初期にかけて趣味としてさかんに栽培されたという…

グラジオラス

グラジオラスは、アヤメ科 ラテン語で剣。花言葉は、用意周到、用心、楽しい思い出、たゆまぬ努力、勝利、情熱的な恋、密会。どういう連想ゲームなんだろう?生きていれば、とうに100歳を超えた父の大好きな花で、夏になると我が家の庭に姿を現していたっ…

アガパンサス

私がこの花を知ったのは、息子が中学生の頃。学校の花壇に花を植えたいといったら、手入れが大変だから、とやんわり断れた。じゃ、球根で増えるのではどう?って友人に教えてもらったのが、これ。アガパンサスだ。今から10年も前の話だ。今年、いろんなとこ…

桜の木の下で

願わくば桜の下にて春死なん そのきさらぎの望月の頃 桜を眺めるのも最後と覚悟して、主人を車に乗せて、入院中の病院から自宅までゆっくりと走る。どのような思いで桜を仰いだだろうか。あれから8年目の春の宵、私の関心は生き死にの問題ではなく、市長選…

桜咲く

男女の機微に通じた作家・渡辺淳一が、梅は床の間が似合う本妻、桜は玄関先が似合う愛人と言っている。床の間がなくなって、妻の価値も下がったような気がしないでもないが。それに玄関先というのも、あってなきに等しい。さらに妻でもあり愛人でもあるのが…

春が来たけれど

暑さ寒さも彼岸までとは、よく言ったものだ。本当に昨日今日の暖かさには驚かされる。ウグイスも、たどたどしく鳴き出した。ラッパ水仙も咲き始めた。沈丁花の香りも漂っている。桜もうっすら色づいて見える。よい季節だ。なのに3月は年度末。なまけたツケ…

ガーデニングの土

暖かい日が続いている。ここ、数年炬燵だけのお正月だ。あまりの天気のよさにコンテナの手入れをする。昨年は、忙しさにかまけて水やりもままならず、植物虐待の罪に問われそうだった。今年は、そんなことないようにしたい。 コンテナの土の栄養は、生ゴミ。…

ハボタン

まるで、デコレーションケーキのようなハボタンのコンテナ。26日の写真は、ぼけていたので、こちらをアップします。どうやって植えつけていくか、ハボタンは、中心が色づくと、もう成長しません。色づいたものは、もう大人なんですね。根っこを崩しても、…

原油高

お正月の花壇を飾る葉ぼたん。高橋妙子さんの手になると、地味な葉ボタンがこうなる。作り方を伝授されてきた。割り箸で形を作るんだぁ。 ところで、花の苗も値上がりしているとか。冬の花も、温室育ち。燃料代、運賃アップ。ガーデナーにも、厳しい冬。ちな…

秋のガーデニング

ようやくプランターの花飾りを変えようという気分になってきた。秋なのだ。水やり不足て枯れてしまったのもある。申し訳ない。私の自慢は、プランターの土を10年近く変えていないことだ。というのも、生ゴミを肥料にして土に混ぜてある。しかも、その土は…

緑の手

阪南市の高橋さん宅。サフィニアが満開だ。挿し芽、摘芯、花摘み‐グリーンハンドと私が呼ぶ高橋さんの手にかかると1株が100株になる。生ごみ、米のとぎ汁をEMでリサイクルしたエコロジーガーデン。夏の花サフィニアがまだまだ健在で、秋のコリウスは、楽屋…

五角形

五角形の花。つぼみが、これまた可愛い。しかし、名前が思い出せない。カルミナ、カルミア?ミステリアスな花だ。ミステリアスと言えば、同窓生土屋明子から深夜それもかなり遅くに電話があった。6月30日、深川の江戸資料館で芝居をやるから見に来い!という…

花がら摘み

今日は、この日記にも何回も登場して頂いている高橋妙子さんの取材だった。シレネの花壇の見ごろは終わっていたが、16日からグットウィルドーム(旧西武ドーム)で開催される第9回国際バラとガーデニングショウに出品するバラのハンキングバスケットを見せて…

秩父羊山公園を歩く

今日の天気は文句なし。陰影明暗あれども、まさに「山笑う」。ホテルから歩いて20分、視察現場羊山公園に向かう。羊山公園は眼下に秩父市内が一望できる、小高い丘にある。ことに芝桜の季節には、100万人を越える見物客が訪れるという。1999年、内閣府の事業…

ポトスは買うものではなく貰うもの

花づくり名人・高橋妙子さんの取材メモを整理している。植物は人の足音で育つという。罵声を浴びせると、植物は枯れてしまうともいう。ともかく、水やりをしないと鉢植えは、枯れてしまう。我が家には、「水をくれ〜」と悲鳴をあげているポトスがいくつもある…

花で街をつくる

メルパルク大阪で開催された全国花のまちづくりコンクール大阪大会。国土交通大臣省を受賞した山形県尾花沢市・ゆめみらい企画政策課花と緑推進係長の石沢文子さんの事例発表を聞く。石沢係長への尾花沢市市長の指示は10年かけてよいから、花と緑に溢れる街…

桜の樹の下には

桜の樹の下には、たくさんの屍体が埋まってゐる!これは信じていいことなんだよ。 この季節、かならず誰かの口にのぼる梶井基次郎の短編。まだ土にならない生々しい屍体。桜の根っこは、そこから血液や体液を吸い取る。そして、身体は土となり霊魂は花となる…

アネモネ

私の大好きな花です。この花が花屋さんに並ぶと春が近づいてきたなぁと思います。アネモネはギリシャ語で「風」。早春の風の花なのですね。店頭に並ぶ苗の数は少ないようです。 先日、生ごみを堆肥にしてエコガーデニングを楽しんでいる友人が、言っていた。…