[暮らし]雨のお通夜

newmoonakiko2007-09-30

病院と葬式は、行きたくないところなのだが、人間社会に生きていれば、不義理をするわけにもいかない。今晩は、友達のお舅さんのお通夜。86歳だったから、大往生というべきだろうが、最後は、腸閉塞のため、入退院を繰り返して、亡くなられた。お姑さんは、84歳。痴呆気味というが、今晩は、しっかりとお見送りをされていた。ご主人の枕辺で「お父さんがいなくては、私は生きていけない」と泣き崩れたり、「お父さん、大丈夫。○○さん(友人)もいるし、心配しないで」と言ってみたりしているのだという。晩年、お姑さんのお舅さんへの暴言は常軌を逸していた。若いころの恨みつらみを身体の弱った夫にぶっつけていたらしい。これは、息子でも娘でも解決はできないが、いつも側にいた嫁である友人の心痛は深かった。なにか事件でも起きなければよいがと思うほどだったという。でもね、すべてはいずれ終わるんだ。しみじみ、死とは有難いものだと思う。


鮭の炊き込みご飯。千葉産のレンコンとしめじを炊き込んである。鮭は、チリ産100円だ。カナダ産とチリ産しか、スーパーでは、売っていない。以前、チリ産の鮭は、豚の遺伝子を組み込んだ養殖ものと聞いたことがある。まぁ、年に1回ぐらいいいか。これにイクラがあればね。ともかく、炊き込みご飯は簡単でいい。おいしい野菜と自然のだしとお酒を少々がポイント。死ぬまで食べるしかないよ。