[暮らし]シャボン玉は消えない

newmoonakiko2007-09-18

シャボン玉石けんの元社長、森田徳光さんが亡くなった。死因は公表せずとなっているが、若い息子さんに社長の座を譲った頃から、体調が優れないという噂を聞いていた。シャボン玉石けんも昭和46年、当時の国鉄から無添加石けんの注文を受けるまでは、合成洗剤を製造する会社であった。その無添加石けんをつくる過程で、なんと数年も森田さんを苦しませていた発疹が消えていく。それだけではない。工場の排水溝に糸ミミズが発生してきた。この体験を機にすべての商品を界面活性剤を使わない無添加石けんに切り替えることになったが、経営は厳しく、17年に及ぶ赤字経営に転落する。でも・・・。アトピー、湿疹など、合成洗剤の弊害が問題になる。それからの、シャボン玉石けんの躍進ぶりは、誰もが認めるところだろう。その無添加石けんにEMが加わり、環境浄化石けんとしてテレビCMにも登場した。功なり名なりあげている会社が、なんでEMかという声もあったらしいが、森田社長の石けんで環境を変えたいという強い想いがEMを引き寄せた。廃油石けんづくりを行ってる人から、EMと石けんの相性のよさ、質のよい石けんができるなどの体験談は、森田さんの耳にも届いていただろう。石けんづくりのプロが、どうEMを使ったか。それは企業秘密だろうが、ともかくその勇気に敬意を表したい。今では、EM浴用石けんが、同社の売れ筋ベスト1だという。毎日使う石けんを合成洗剤から無添加石けんに変えて、川や海をきれいにしたい。森田さんの飛ばしたシャボン玉は、消えないでと願う。
http://www.shabon.com/
EMを採用して出来た無添加液体石けん。シャボン玉石けんのポリシー「添加物の必要な液体石けんは作らない」を覆した商品。粉石けんよりも使い勝手がよいという評判だ。