川越で

newmoonakiko2008-11-30

川越市は人口33万人、JR川越線西武新宿線東武東上線の3線が通る交通の要所でもある。この街に年間300万人以上の観光客がくることで、俄然注目を浴びている。では、なにを見にといえば、川越市一番街にある蔵の町並みなのだ。

たまたま、あるご縁で知り合った仲間から、この町づくりに関わった鰐淵祐司さん同行のミニツアーがあるとの情報。一見は百聞に如かずーご一緒させていただいた。蔵という時間を凝縮させた空間もさるものながら、コンビニや銀行なども、統一したイメージを共有しているのはさすがである。成功の原因は、①絵になる町並みを生み出したことで、マスコミがいつも取り上げる。評判が評判を呼ぶ。②公的資金を使う工夫をしたこと。③「蔵の会」を作り、コミュニティが商店街を動かしたこと、だという。ここにも、涙と笑いの物語があるのだろう。

蔵を保存するだけではなく、実際に使う、見せる、活かすまで、深められたことは、うらやましい。さて、小田原でも検討委員会が始まった。小田原らしさ、小田原スタイルをまず共有して欲しい。小田原駅を中心にした、規模は小さくても、きっちりした商店街はぜひとも欲しい。もっとも、商店街の活性化は、商店主の考え方ひとつ。安易に駐車場にしても、すでに満車とならない時代なのだ。行ってみたい、買ってみたい、そんなお店の出現を市民は心待ちにしている。

おみあげは、全国から。山形県長井市の味噌餅、同じく小国町の雑穀チョコレートと味噌クッキー、川越のいも羊羹、きなこ豆。日本人でよかった。