[食]有機農業推進協議会

newmoonakiko2008-11-27

「あしがら農の会」の通信が届いた。なんと3組のカップルに赤ちゃんが誕生したという。女の子2人、男の子ひとり。彼らが農を営むあしがらの大地にコウノトリが赤ちゃんを運んでくれたのだ。心から祝福したい。

先日、小田原で有機農業を営む4団体、「あしがら農の会」「ジョイファーム」「報徳農場」「MOA自然農法」の関係者が集まった。有機農業の輪をひろげて、いのちを大切にする地域をつくるための「有機農業推進協議会」を設立するのが目的である。4団体の話を聞いて、それぞれに特色があり、有機農業の多様性をあらためて知る思いだった。

たとえば、パルシステムと契約して大規模にJAS認定キウイフルーツやミカンをつくる「ジョイファーム」と自給農業に重きをおく「あしがら農の会」とは、まったく経営の大きさが違う。岡田茂吉の自然農法を実践する「MOA自然農法」と「報徳農場」では、蓄積した技術の量が異なる。しかしながら、慣行農法とは違う農業のあり方をなぜ選択したか、その答えは同じなのではないかと思う。

願わくば、有機農業を行う人々がこの地域と深く結びつき、いつまでも農業を続けていけるようなしくみを作りあげたい。新規農業者を増やすことも大事だが、まず、小さくても有機農業をめざす若い人たちを励まし支えたい。と同時にこの地域で採れた一番いいものを子どもたちに食べさせる。この循環を作ることにぜひ関係者は心を砕いて欲しい。そこに市民が労働力でもいいし、経済的にもでもいいし多様に参加できるといい。

きなりちゃん、福太郎くん、うみちゃんと一緒にうぶ声をあげた「有機農業推進協議会」。スクスクと育ちますように。

材料は豚肉以外小田原産のトン汁。