ホウレンソウの茎に涙

newmoonakiko2008-12-04

高知龍馬空港から約1時間、土佐町にある「有機のがっこう 土佐自然塾」に行ってきた。今から3年前高知県NPO黒潮蘇生交流会」の官民協働で開校し、「有機農業で日本を再生する」という壮大な目標を掲げている。すでに1期生、2期生合わせて25人が卒業し、23人が高知県内外で就農している。橋本大二郎元県知事肝いりでスタートし、年に1回は知事もこの塾を訪れて、塾生たちと交流している。今日は、昨年就任した尾崎正直知事が、訪問。20代から60代の3期生、11人と懇談した。有機農業への想いを次々に語る塾生。高知の若手経済界から押され当選した41歳の元財務省官僚にどれほど通じたか、わからないが、ともかく、この塾から有機農家が生まれているという事実は認識されたと思う。

塾生の栽培した野菜をふんだんに使った料理と土佐の名酒「山田錦」や「柱月」でパーティが開かれたが、たまたま取材に来ていた、日経新聞の支局長が、ひとこと。ある場所で、ホウレンソウの茎をかじったら、それがとてつもなく美味しくて涙が出た。そこで、そのホウレンソウは土佐自然塾の塾長山下一穂さんの農園のものだと知ったという。

ホウレンソウの茎をかじって涙を流す?ホウレンソウに何か思い入れでもあるのか、とびっくりした。そのI氏、鍋用の白菜、小松菜、ホウレンソウ、美味しい美味しいと言って、みんな生で食べていた。いったい、どんな記事を書くのか知りたいものだ。


写真は、土佐塾第1期生間さんの雨よけハウスの草と共生しているチンゲンサイ。生でOK。あたりが暗くなった時間に撮影。それは農園があまりにも遠かったからだが。でも、このチンゲンサイ、万歳しているようで愉快だ。