[食]魚屋の言い分
お雛様には、はまぐりがつきものだが、今年はバカ高くて、アサリで済ませたという話がある。写真のアサリで350円。中国産が入荷せず、国内産が値をあげている。そのほか、魚の数も少なく、お刺身はご馳走になった。顔なじみの魚屋のご主人は、「いいんだ。いいんだ。日本の魚を食べてくれたら。外国の安い魚なんて、売りたくない(スーパーでどんな魚を買ってるのかい?)」。
親子で魚屋などできるのは、幸福な家庭である。だいたい、息子はサラリーマンになって、家計を安定させるしかない。
いずれ、新鮮魚店は街から消える運命にあるのかな。今日は、どんな魚があるのかを楽しみ、食べ方を聞きながら買う。ああ、そんな余裕、今の主婦にはない。