文学

太田治子さん

太宰治が実の父親だったら、あなたはどう考えますか?「斜陽」の舞台、下曽我で生まれた治子さんの半世紀は、自問自答だったのではないか。太宰治という男はなにものだったのかと。小田原市民会館で開かれた太田治子さんの講 演会。300人を超える市民を前に…

雄山荘全焼

下曽我を歩いて太宰治「斜陽」の舞台である雄山荘に行き当たった。中には入れなかったが、魅力的な建物のように見えた。しかし、それよりも、太宰がこの細い路地からひょいと出てくるような気配が感じられたことに驚いた。調べてみると8年前に雄山荘保存の署…

鎌倉文学館

久しぶりに鎌倉文学館を訪れた。 関心したことは、ふたつ。ひとつは、「魔女の宅急便」の童話作家・角野栄子、芥川賞受賞作家・柳美里が、加わったこと。どうも、ふたりは平成12、13年に鎌倉に転居したらしい。もうひとつは、特別展 いま子どもに伝えたい…

桜桃忌

太宰治の生誕100年。生まれ故郷の青森金木町、終焉の地、東京都国立市では、それぞれ記念の事業が行われた。金木町には、太宰の銅像も建立されたという。この日は、誕生日というよりも、愛人山崎富栄との玉川上水入水自殺の後、ふたりの遺体が発見された日で…

太宰治文学サロン

今日は文句なしのお墓参り日和。少し早起きして高尾まで行ってきた。「まだ、咲かないわよ。待っててね」といっているような桜を道行く人は、見上げている。あと、1週間たてば、桜の方でも待ちきれないだろう。満開、満開。目に浮かぶようだ。ああ、早く咲か…