米原万里・他諺の空似

newmoonakiko2006-11-30

ようやく仕事が一段落。黒米入りのご飯、けんちん汁、白和え、きんぴら、ブロッコリーなどの温野菜。冷蔵庫で今にも死にそうだった野菜を救う。いくら、いい野菜だって調理しなくては絵に描いた餅。宝の持ち腐れだわさ。お箸を持ちながら(お行儀が悪い?)、本屋に駆け込んで買った米原万理さんの遺作「他諺の空似」を読む。阿刀田高の「遺作に寄せて」からして、よだれが出るほどおいしい。仕事の途中で読み始めたら、さらに仕事は遅れただろう。よかった。
写真の幼児用「ことわざカード」。まだ、口もまわらないYくんのお気に入りだ。「鬼に」というと「金棒」と答えてくれる。もう、10個ぐらいのことわざを覚えているのではないか。「鬼の目に涙」を覚えたら、自分が泣いた時に「Yちゃんの目に涙」と言ったという。なんだか分からないが、言葉ってすごい!意味もさることながら、言葉のリズム、これが「ことわざ」の命なのかもしれない。
ところで、まったく関係ないが、防衛庁防衛省に格上げする法案が、自民、公明、民主など多数で可決されて、参議院にまわったという。これで、日本の防衛は「鬼に金棒」となるのであろうか。
さて、今夜は万里ことわざワールドにひたろうっと。