ハチドリの一滴

newmoonakiko2006-11-12

愛媛県松山市にいる。お遍路ではない。松前町で開催された「四国EMフェスタ2006inえひめ」の取材だ。川や土の浄化に愚直に取り組む人々の話を聞く。自分たちが汚した自然をきれいにするようなライフスタイルを実践する人たち。あらゆる現象はたくさんの微生物が関与し、地球の汚染は有害微生物の汚染なのだという。自然は多勢に無勢の世界。有用微生物を増やし、微生物のバランスを整える。これが自然環境を回復する方法なのである。でも、自分ひとりで大自然相手にしても、と大方の人は思う。しかし、やむにやまれぬ気持ち。正しい目的、正しい方法。微生物の力をあなどってはいけない。
本日の会場に飾られた黒米。某大企業を55歳で定年退職したKさんがEMを使って栽培した。浸水2cm以下だとジャンボタニシは稲の苗を喰わないことを発見。草も生えず、除草剤もいらなかった。収穫したお米を妻がとても喜んでくれたという。第2の人生は、田んぼと町のリサイクルセンターで汗を流す。35品目を分別してリサイクルする。縁の下に撤して、社会のために尽くす。クチに含んだ少しの水で火事を消そうとしたハチドリのように。