石榴酒

newmoonakiko2008-06-26

春、緑一色の若葉の中に赤い葉っぱが際立つ。それが、石榴。ここから「紅一点」という言葉が生まれたという。モワモワした小花が集まる白い花から、あの石榴の実がなる。少し前、ポリフェノール効果でとくに女性に人気がでたが、最近はどうだろうか?

赤い酒といえば、葡萄酒もあれば、チェリー酒もあるし、最近では赤米酒というのもある。しかし、この石榴の強烈な個性は他を圧するものがある。石榴の実の中の実は、実に不可解。あの実の数を数えた人もいないだろうが、なにか数的法則があるのだろうか。花言葉は、円熟の美と子孫繁栄だとか。

子供を食う鬼神「可梨帝母」が鬼子母神として子育ての神になったのは、お釈迦様が子どもの肉の変わりに柘榴を与えたからだと。鬼神に石榴がよく似合う。

喜んでは飲み、悲しんでは飲むビールに飽きた私は、鬼神を慰めるごとく石榴酒を飲む。