[食]和民の餃子

newmoonakiko2008-06-08

昨夜の2次会は、新宿西口新宿郵便局前の「和民」だった。居酒屋での1次会に続き、幹事は何軒かの店を用意しておいたが、生憎どこも満員。「和民」に入れただけでも、ラッキーだったわけだ。

たまたま、ワタミグループ有機農業関係資料を読んでいた私は、「和民」の食べ物を取材するよい機会となった。ワタミグループは安全な食材を使った料理の提供を目的に今から10年前契約栽培での減農薬・減化学肥料栽培野菜の導入。2001年には、グループ内企業での有機農産物の生産を開始している。早い時期から農業への企業参画を開始した企業といえる。約250haの農場で、日本で生産されている有機野菜の約6%(2004年度実績)を生産しており、今や有機農業事業者では日本最大。

さて、私の感想は、有機野菜以前の問題についてである。まず、全国一律の値段で経営する矛盾だ。小田原にも「和民」があるが、小田原と新宿の建物賃料はどの程度の格差か。人件費の格差は?新宿の店員は、ほとんど外国からの労働者だ。低賃金で働いているだろうことは、見て取れた。399円の餃子である。中身がどうのというよりも、食べ物として扱われていない餃子の姿だ。

こうして、出てきた食べ物を見てみると、有機栽培農場もただの野菜工場ではないか、と思えてしまう。

ただし、小麦粉の焼けたやつ、みんなで懐かしいねといって食べた。

都会は怖いと書いたが、今日は秋葉原で無差別殺人事件が発生した。私は、1980年まで東京に住んでいたが、治安の悪化は底なしのように思える。東京に暮らすクラスメートよ、毎日の無事を祈ってるよ。