自然に従う生き方

ツルネン・マルティ参議院議員の出版記念会に行ってきた。TPP問題が山場なのに出版記念会かい?という感じもしたが、頂いた「ツルネンさんのルオム的生活のすすめ」は今読むにはぴったりの1冊に仕上がっている。ルオムとは、フィンランド語で「自然に従う生き方」という意味だが、そもそも人間は「自然に従う」しかない。ことに、そういう遺伝子を子孫代々受け継いでいる日本人は、「自然に従う生き方」にふさわしい名詞を持っていない。「自然に従う生き方」と対峙する「自然に従わない生き方」が明確になって、さらに決定的に後者の絶望を認めないと、「自然に従う生き方」の価値をみつけられないのだろう。北欧でどのくらいの市民が、「ルオム的生活」を行っているのかわからないが、国家戦略として「ルオム」が取り上げられているとしたら学ぶ点は多い。

ツルネンさんも参加する小田原の「あしがら農の会」も、この本に登場していてうれしい。でも、思い出してしまった。「今年は、私も草取りに・・・」とかお米管理人額田さんに電話したのは、去年でしたっけ?今年ではないとは思うけど、すみませんでしたぁ。