体感

どこに行ってもボトル入りお茶を買える時代だが、これといっておいしいお茶ボトルに出会わない。すでに酸化しているからだということは分かっているのだが、友人が「爽健美茶はいいよ」と言っているので、とりあえず喉がかわいた時はそれを買うことにしている。コカコーラの宣伝をするつもりはさらさらないが、確かに抵抗なく飲める。

ところで、EMで川の浄化活動をしているベテランボランティアAさんは酸化還元電位を測る計器を持っていて、市販のお茶を測定したという。なんと一番まともなのが、「爽健美茶」なのだという。

酸化還元電位の測定値はある物質の酸化還元電位が、0mV以下すなわちマイナスだと還元力(相手を還元させる=電子を与えやすい)、+400mV以上だと酸化力(相手を酸化させる=電子を奪いやすい)を持つ物質だと考えればよいが、低ければいいというものでもなく、体にちょうどいい酸化還元電位の数値は250mV程度なのだと。

体感と科学は見事に結びついているものだな、と思う。しかし、こと放射能については物理学者と市民の体感とは相容れない。ここを埋めるにはどうすりゃいいんだ?