朋遠方より来る

newmoonakiko2006-05-05

そんなに遠方でもないが、今でも私の故郷に住む幼友達がお祭り一色の小田原へやってきた。昨日今日、小田原のどの街角にも神輿があり、木遣の歌が絶えることがない。彼女は、驚くことしきりだった。二の丸跡の骨董市を冷やかし、蕎麦を食べ、喫茶店でしゃべる
遅れてきた団塊世代である我々は、いまだに上の世代に気を使い、下の世代に説教ひとつできない。国のお世話にはならないといって、国民年金を支払わない!という友人もいたけど、団塊の世代の皆さんは、たくさんの退職金をもらい、さらに年金をもらうっていうのになんの抵抗もないらしい。赤字国家にしたのも、こういう不安定な社会にしたのも、誰のせいだろうなんてことを言ったら、何を寝言を言ってると百倍になって返ってきそう。あなたたちが、ぼんやり生きてきたからでしょ、と言うよね。
「アンポ反対!」と校庭でデモごっこして、「わけもわからないのにそんなことするな!」と先生に痛く叱られたよ、と彼女。その昭和30年代が、今ブームだそうだ。単に団塊の世代の郷愁じゃないのかしらねとも思うけど。
50代にして思うこと。「いかに生きるべきか」これは、青年のテーマとばかり思っていたが、そうではないのね。ともかく、友よ、元気で。

写真は、小田原なりわい交流館2階のパーチワーク展 つるし五月びな?