布ナプキンのすすめ

newmoonakiko2006-05-04

ここ数年、さまざまな環境展にかならず布ナプキンが登場している。生理用紙ナプキンは、昭和35年に発売され、その5年後には女性の半数は、紙ナプキンを使用していたという。いわゆる「アンネ」だ。脱脂綿から使い捨てナプキンへ。便利、手軽というだけではなく、精神的にも女性を解放したということでは、画期的なことであった。
ところが、ここにも大きな落とし穴があったことがわかるのはずーつと後のことだ。つまり、使い捨てナプキン、タンポンの塩素消毒、もれないために工夫された化学物質による加工。使用する女性の身体への負荷、燃やすことによる環境への影響だ。
が、使い捨てナプキンの便利さを十分享受してきた我々が、若い女性たちにもう1度布ナプキンを手で洗いなさいと勧められるだろうか。
と思っているところに高松の友人から、手紙がきた。彼女はヨガの先生で、30代後半かな。心と身体と魂と地球の健康のためにできることを研究中という。その彼女が、布ナプキンに変えて、生理に対する考え方や女性原理のようなものを感じずにはいられなくなったと書いている。彼女の使用しているのは、「あかね」で染めたシルクと綿の二重構造になっているもの。薬効と排毒という相乗効果ありだ。それにしても、きれいな色。ほかのメーカーでは、オーガニックコットン製で、赤や黄色のチェック柄とかがある。サンプルに買い求めたら、一緒にいた若い女性に「それ、必要なんですか」と聞かれた。うるさい。めがねふきに使うんだよ!男女平等という社会の下、女性原理は痛めつけられているのではないかと、めがねをふきふき、考えている。