小田原タワー問題を笑う

newmoonakiko2006-05-25

小田原駅横に小田原城より高いタワービルを建てるー小田原に突如降って沸いたタワービル問題はテレビにも取り上げられて、今や全国の注目を集めているようだ。いつもは、おとなしい小田原市民も大きな声をあげ見直しを求めたら、127mの高さが31mに低くなった。もともと、この土地は何十年にもわたり市税72億円を投じた市有地。この駅前の一等地を1オーナーに50年間貸し、3-4階のコンベンションホールなるものは市が借り受け、その賃貸料が1年間に2億4千万円だって。50年間で120億円か。ホテル・店舗・事務所が入るそうだが、収益があがるとは考えられない。第一、オーナーとして公募に応じたのは、東京の業者1社のみ。東京の業者が悪いというわけではないが、経営がうまくいかなくなればさっさと撤退する、そんな痛い経験(スパルザ問題)を過去に小田原はしているのになんで?なんで?というのが、大方の市民の意見なのである。しかし、市長はなぜかこの計画に固執している。しかも、反対しているのは共産党のみと高をくくって、市民の声にはどこふく風。27歳で市会議員に初当選、4期市長をつとめる我らの市長には、市民という概念そのものがないらしい。老獪市長の下、議会も軽く扱われている。議員も、市長や有力支持者の顔ではなく、市民の顔を見なさい。なんてことを今日女性たちが、某男性議員に伝えてみた。元学校の先生や保育園の先生など、初めてお会いした女性ばかりだったが、学校現場のすさまじい現状、妊娠する前から予約しなくてはならない(冗談だろうが・・)産婦人科の話など、リアルな話ばかりだった。それより何より、私たちが話し合いをもった会議室は駅前の旧丸井ビル(ここも、さっさと撤退。老朽化したビルが残った)の4階。1階ドラックストア、2階パチンコや。3階居酒屋チェーン店。空き室を埋めるためだろうが、ここを市民サロンにするという貧弱な発想と感性のなさ。「いっそ、ここを市長室にすればいいじゃないの」と言いながら、やれやれという思いで女たちは解散した。聞くところによれば、この男性議員は非常に純情で男気のある人物らしい。「市民はマジ。選挙で決着させると言っている」と議員仲間にささやいて欲しい。市会議員選挙は1年後だ。