[暮らし]初体験・オレオレ詐欺

newmoonakiko2006-05-16

最近、自宅の電話にかかるのは、ろくな電話ではない。布団の洗濯、換気扇の掃除、不動産の案内、いっときは、電話会社の登録。子どもへの名乗らない電話。「友達はすべて携帯だから、とりつがなくていいんだからね」と厳重に言われているので、不審電話はすべて居留守を使うことになった。しかし、今日はとうとう来ましたよ。極めつけの不審電話が。
「●●だけど。風邪ひいてるんだけど。ズルズル。●●大学の■■くんから電話なかった?」「なかったよ。どうしたの」「去年からトラブっちゃって。」この辺りから、おかしいなと気づく私。そんなことあったら、うちの子は必ず私に言う!変な自信があるのだ。「ふーん」後学のためにもう少し聞こうかなと思いつつ、「今忙しいだよ」って言ったら、「聞くの、聞かないの、どっちなの?」。用件を先に言わないのも、ある種の手口なのかもしれない。ゆっくりとしたテンポで、巻き込んでいく感じ。まぁ、好奇心もほどほどにしておこう、というわけで私は受話器を置いた。
しかし、気分のいいものではない。即、息子に電話だ。勿論、大笑いされた。下流社会の息子を狙ってどうする。もっと、臨場感あふれるオレオレ詐欺にあい、銀行のATMで警察官に止められて、危機一髪救われた友人もいる。入念なシナリオでも、どこか必ず破綻はあるはずなのだが、切ないかな親の心理をたくみについてくる。許せない。
電話での犯罪が増えたら、電話不要論もでるかもしれない。おじいちゃんもおばあちゃんも、みんな携帯。登録した家族、友人以外は通話しない。なんだか、狭い狭い世界に生きることになるなぁ。