子どもの絵

MOA美術館は私の大好きな場所。ひとりでふらりと行くのがいい。疲れがゆっくりととれる。どの絵画とかどの器とか、知識を入れようとは思わない。ぐるりと美に会いに行くだけ。

館内円形ホールで第21回MOA美術館全国児童作品展が開催されていて、尾形光琳に負けないというのはおこがましいが、ぐっと惹きつけられてしまう。44万1千点にのぼる応募作品があるというのだから、「真善美」の理想社会を築き、特に「美」の普及につとめ、美術・文化活動を奨励したこの美術館の設立者岡田茂吉も大喜びしているに違いない。

この絵画展活動は、町内の公民館で開かれていて、初めはなんだろうと思っていた。自然農法の創始者として岡田茂吉を知ったことから、、MOAが何の略かも知り、この児童作品展が身近になった。

今日は、入賞者の表彰式だったらしい。大勢の親子連れで賑わっていた。小田原の子どもたちも2人、入選。写真は文部科学大臣奨励賞の国府津小学校の児童の絵。お祭りの太鼓を練習する風景。トトトントンという太鼓の音が聞こえてくる。もう1人は、片浦小学校の児童で、題は「楽しかった籾摺り」だった。稲作りを体験したのだろうが、田植えでなく、稲刈りでもないのが、面白い。