[暮らし]うちの裏庭

うちの裏庭は箱根です。広大な敷地に湖も富士山もある。あまりに広いのでケーブルカー、登山電車、船、ロープウェイも走ってる。あ、忘れてはいけない、温泉が沸いている。というわけで、小田原市民はあんまり箱根に行かない。でも、3月11日以降、計画停電小田急ロマンスカーの運休などで海外とくに中国の観光客が激減して閑古鳥がないているとは噂で聞いていた。旅館で働いていた友人がやめさせられたと聞いて、ただならぬ状況であることはわかっていた。

小田原の奥座敷であるうちの裏庭を久しぶりに行ってみた。甘い5月の風、柔らかいせせらぎの音、いきいきとした緑。詰まった頭の疲れが吹っ飛ぶ。つつじの季節とあって、観光バスもちらほらみられて、少しは息を吹き返しているように見える。小田原市民もたまには箱根の宿を楽しみ、今までの有形無形の恩義に報いたい。箱根あっての小田原なんだから。

ところで、仙石原のホテル大箱根では、小田原市農政課と「金次郎のふる里を守る会」の協力で、二宮尊徳の生まれ故郷、小田原市栢山の田んぼで小田原産「キヌヒカリ」の苗を植える食育宿泊パックを企画した。素足で田んぼに入り、手で苗を植える「手植え」を体験し、作業後はキヌヒカリのおにぎりと豚汁を食べる。秋には収穫体験プランの販売も予定しているとか。このプランは6月4日宿泊限定。田植え体験は5日に実施する(送迎あり、雨天中止)。料金は家族利用の場合、大人=1万2,000円、子ども=6,000円。どのぐらいの都会の人が来るんだろうか?興味深々だ。

入生田の麦神で飲んだ山形県南陽市のら・ふらんすジュース
山の上ホテルツツジ これから白いツツジが満開に
あしがら農の会から届いたソラマメ もうすぐ夏なんだね