地唄舞

地唄舞は、江戸時代中期から末期にかけて上方で発生した日本舞踊の一種。着流しに、屏風を立てた座敷で舞う素踊りを基本とする。能を基本にした静的な舞に、人形浄瑠璃や歌舞伎の要素を加味しており、しっとりとした内面的な舞い方をする。歌舞伎舞踊より抽象的で単純化された動きである。井上八千代は、名実共に地唄舞の名手で、その名は今でもとどろいている。

しかし、舞う人も観る人も減って、この文化は、果たして存続できるのだろうかと思ってしまった。座敷と共に消えるのかな?あるいは、高尚な文化として舞台芸術になるのかな?

妖艶な古澤侑峯さん。
富元清英さん、菊美緒静さん、福本卓道さんのお琴、尺八は、すばらしかった。
そういえば、私も生田流のお琴を習っていたんだっけ。

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