木を切る

友人と久しぶりに小田原城を眺める。この友人のお嫁さんが、城女だそうで、名古屋城を見行くついでに静岡で降りて駿府城を見たそうだが、途中下車するなら小田原でしょ。しかし、歴女ではなく、純粋にお城好きな女性がいるんだね。

昭和35年建てられたコンクリート仕立てであるが、なかなかの威風堂々だ。明治まで木造の城があったのだから、ばっさり壊した明治政府。まさに革命的な歴史の転換点であったのだろう。といっても、日本人の城好きは、壊されなったように見える。

小田原城を木造で立て直す市民運動は、木の保全、職人技の継承、お金の確保をはじめている。100年先には実現できるかもしれない。

ところで、ばっさり切られた木は痛々しい。

まるで木が骨折したみたいだ。切る方法が違うのではないか?切られた木は、お城用の材料になるのか?嫁が嫁なら、姑も姑で、城好きな彼女に突っ込まれて返事に窮した。