[食]玉子のパック問題

菅野さんの玉子が届いた。いつもは、10個入りの紙パックなのだが、今回は80個入りの箱で送ってもらった。1枚23円もする紙パックは再利用可能なので、ある程度ためて宅急便で送り返した。PET製のパックは4〜5円と割安。塩素系のプラスチックではないので、燃やしてもダイオキシン発生の心配がなく、生協でも紙パックから切り替えているという。とはいえ、石油系であることには変わりなく、思い切ってパックをなくし、買う人は器を用意してもらうことにした。玉子パックは、結構たまるのだ。ゴミが減る。いいことではないか。そうしたら、走馬灯のように思い出したの。経堂西通りの玉子屋さん。野菜も置いてあったが、メインは玉子。1個いくらのばら売り。売っている小柄なおじいさんも。背負子で玉子を仕入れに行くおばさんも。なんで、買い付けに行くのがおばあさんで、店番するのがおじいさんなのか。今思えば、不思議だけれど。その当時は、玉子パックなんてなくて、籾殻の中に玉子が入っていた。大きさによって値段が違っていたが、1個15円ぐらいではなかったか。新聞紙に包んでもらい、大事に抱えて帰ったものだ。いいかもしれない。私の郷愁!と思ったら、皆さん、こんなこともあろうかと、しっかり紙パックを保管していたそうで、玉子はなんの問題もなく引き取られていった。主婦は、賢い。