[教育]過ちを改める

newmoonakiko2006-10-31

履修不足問題を抱える茨城県の校長先生が自殺したニュース。「子どもたちが不利益にならないように」という遺書を残していたというが、それをする役目の人物が死んでしまったら、どうするの?教育の現場というのは、大人の生き方を見せるところだと思う。見せなくても子どもは見ているのだ。過ちを改めるー「過ち」を責めるよりも「改める」ほうに力点をおかなくては。「改める」その勇気をみせて欲しいと、昨日も書いたのだけれど。もし、私が高校生なら、どうして履修不足に陥ったのか、自分の頭で考えて、抗議することがあれば、学校に抗議するだろう。しかし、今時の高校生。「どっちでもいいから、卒業させてくれ」。保護者もそれ以外に考えないだろう。ただ、「死んでくれ」とは誰も言わない。この問題がどうしてマスコミにリークされたのか不可解な感じがするけれど。

と書いたら、高校生が告発していたんだ。↓神戸新聞

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「自分の学校も」生徒が県教委に告発メール 教師が不正認めず

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2006/10/31
 兵庫県立高校三校で必修科目の未履修が発覚した問題で、問題発覚のきっかけになったメールは当該高校の生徒から寄せられたメールだったことが分かった。メールは「自分が通っている県立高校でもそれが行われているのではないかと気になりました」と記しており、指摘を受けて県教委は全県の県立学校長に調査を指示した。

 メールは匿名で、二十七日午前一時二十二分、県教委ホームページに入った。生徒は自分の通う学校名を記した上、「日本史の授業はいつも世界史をしています」と告白。世界史の担当教員に問いただしても、第二次世界大戦など「あくまで日本史の内容には触れている、と主張しています」と書いていた。

 日本史の教科書も購入させられたが、世界史しか学習していないと訴えている。

 兵庫県では二〇〇二年に未履修問題が起きていた経緯があり、県教委はこれまで、教師や生徒の時間割も含めた兵庫独自の「三重チェック」をしており、「県内高校に未履修はない」としていた。

 しかし、二十五日、文科省からの実態調査の指示を受け、一部の高校へ電話での調査を始め、メールを受けた直後、あらためて全県の高校長に「厳正な調査」を指示。本格的な調査に着手していた。

 県教委は三十日午前の会見で、メールは対象の学校名を特定しておらず、発信者を特定できる具体的な内容ではない、としていたが、午後の会見で一転、発信者は未履修の該当校の生徒であることを明かし、アドレスや学校名を伏せて全文を公開



写真は、最近、気に入っている黒大豆入りご飯。何膳でもいける。深刻な自殺の話で、ご飯というのもいかがと思うが。