上勝町の町長さん

newmoonakiko2007-01-28

二宮町で行われた「住みよい環境づくりフォーラム」。主催は、二宮町の17の環境ボランティア団体と二宮町。チケットの販売には、町の商店街が協力した。講演は、資源化80%2020年ごみ0宣言をして、34分別を行い、持続可能な社会づくりを実践する徳島県上勝町笠松和市町長。人口2000人、地域の80%が山林だという。
この町が一躍有名になったのは、ネットを使い山林の葉っぱを販売する元気な高齢者がテレビで紹介されたことからか。
今日、実際に上勝町長の話を聞いて、なるほどと思うことがたくさんあった。「将来世代の公平性」「生物と人間の共生」「安定した経済と雇用」「情報発信と直接交流」「全ての活動を人づくりに活かす」。国は3年や5年計画だが、地域はもっと長いスパンで考えなくてはいけない。住民を縛る法律は悪法であるなどなど。
最も面白いのは、小池環境大臣に進言したという「資源回収に関する法律」(仮称)。出たごみをどうするという法律よりも、生産する時に回収する方法を考えた物作りをすすめる法律である。それに選挙公約が、「子どもを10人増やすこと」だとか。地方の少子高齢化は深刻なんだ。しかし、出産数が行政の目標になるのかね。
写真は、町の広報誌「くるくる」。今はやりのロハスな町として都会の若い女性が移り住んでいるらしい。この広報誌を編集しているのも、25歳の神戸生まれの女性である。町長は、5つの上勝町第3セクター(株式会社)の社長を兼務している。小さな過疎の町に世界からたくさんの人たちが視察に訪れているという。話を聞いたら、行ってみたくなった。町長、社長、そして見事な広報マンである。