[環境]緑の化学

newmoonakiko2007-02-14

よその国のリーダーが誰になろうと、他国の人間がとやかく言う必要はない。が、もしアメリカの大統領に地球の温暖化対策が最優先課題とした政治家アル・ゴアがなっていたら、世界は少しは違っていたかもしれない。その元アメリカ副大統領が出演する映画「不都合な真実」。
Ten things to do(私にできる10の事)
①省エネ型の電化製品や電球にとりかえよう
②車中は、エンジンを切り、エコ・ドライブをしよう
③リサイクル製品を積極的に利用しましょう
④タイヤの空気圧をチェックしましょう。車の燃費を良くすれば、無駄なエネルギー消費を防げます
⑤こまめに蛇口をしめましょう。水道の送水に使用されるエネルギーを消滅することができます
⑥過剰包装、レジ袋を断りましょう。買い物は、リサイクル・エコパックを使いましょう
⑦エアコンの設定温度を変えて、冷暖房のエネルギー削減をしましょう
⑧たくさんの木を植えましょう。1本の木は、その生育中に1トン以上の二酸化炭素を吸収することができます
⑨環境危機について、もっと学びましょう。そして、学んだ知識を行動にうつしましょう。子供たちは、地球を壊さないで、と両親に言いましょう
⑩映画「不都合な真実」を観て地球の危機について知り、友に勧めましょう

こうみると、経済の発展とは逆方向にあるが、生き延びたいのなら、これらを実行するしかない。日本の場合、環境問題を真剣に訴える政治家はいるのかしら?
政治家ではないが、日本には「これからの化学はグリーンケミストリーに向かわなくてはならない」と、環境破壊をしない化学の在り方を世界に向けて訴えた野依良治博士がいる。たぶん、世界ではじめて、このような考え方を化学者が発信したと思う。グリーンケミストリー・・緑の化学。たぶん、新しい技術はその誕生を待っているのではないかと思うのだ。そのためには、古い従来の考え方を捨てなくてはならない。若い科学者が、環境を壊さない科学技術の開発に力を注げるようにして欲しいものだ。