タイのレインボープラン

newmoonakiko2007-03-22

無事帰国しました。海外携帯は簡単に手に入れたのに「通りすがり」さんのご指摘の通り、事前登録していかなかったので、ブログを更新することは叶わず。でも、どっぷりと異国の時間にひたることができました。パソコンも携帯も関係ない時間って、結構貴重。行き先は、タイ東北部。ラオスとの国境近くまで、車で移動。いったいどのくらいの走行距離だったのか?このツアーの主催は、昨年毎日国際交流賞を受賞したアジア農民交流センター。代表の山下惣一さん、菅野芳秀さんはじめ、学者やジャーナリスト、アジアの女性たちを支援しているWE21のメンバー、学生など多彩な人たち20数名が参加し、ターボ市、ポン市、クットタクライ村、プアカーボ市などを訪れた。農民が国境を越えて交流する中から、町と村が交流する市場が生まれ、また、長井市から始まった生ごみを介した町と村を結ぶレインボープランが飛び火している。ポン市やプラカーボ市では、行政も巻き込んだレインボープランだ。そもそもリサイクル意識の低いタイで、生ごみ分別をするということが可能か、その上、堆肥化し、それを農民が使えるか。暑いタイなのだから、生ごみはすぐに腐るはずだ。なかなかハードルが高そうなのだが、これが結構うまくいきそうなのである。行って分かったのだが、いずれもEMが使われいる。しかも、どこの農家でもだ。タイでは、国策としてEMの利用が進められているのだが、ここまでとは思わなかった。
レインボープランの理念とEMの働きがあれば鬼に金棒だ。それが、日本ではなく(長井市レインボープランは、土壌菌を使うことを基本にしている)、タイで実現する。ワクワクする話ではないか。
タイの人気バンド、スースーバンドが歌う「レインボープラン 長井市」のMD。なんと街の市場で売られている。この旅でスースーバンドの生演奏を聞いてきた。ちょっと暗いが、なかなかよい曲である。レインボープランがタイのシンガーの心をとらえた。このことは、凄いことだと思う。世界中の生ごみを土にかえして、生命が循環する農的な地球に作り変えたいものだ。

アジア農民交流センターのHP

http://afec.hp.infoseek.co.jp/books.htm